2018年11月17日
J2リーグ最終節
FC町田ゼルビアvs東京ヴェルディ
J2リーグ最終節、現在3位のFC町田ゼルビアと5位の東京ヴェルディの一戦。
両者の対戦はFC町田ゼルビアがJ2に昇格した2012年を機に「東京クラシック」と名付けられました。
クラシックの名にふさわしい歴史のある2クラブ。
町田はかつて、静岡の清水と並んで少年サッカーが盛んな地域でした。
FC町田は1981年に全国少年サッカー大会で優勝。
一方で東京ヴェルディの前身である読売SCは1988年大会で優勝。
U-15日本クラブジュニアユース選手権では1988年・1989年と2年連続で読売SCとFC町田が決勝で対戦。
両チームの本拠地は、町田と川崎(よみうりランド)という隣り合う地域です。
そんな育成年代からの伝統がある両チームの対戦は唯一無二の好カード。
勝てば優勝のチャンスがあるものの、J1リーグのライセンスを持っていないために昇格はできないFC町田ゼルビアと、J1昇格プレーオフ進出のために負けられない東京ヴェルディの一戦です。
この記事でわかること
- 町田駅から路線バスでアクセス
- 野津田車庫からスタジアムまでの道のり
- メインスタンドで観戦
町田駅からのアクセス
「町田市立陸上競技場」は非常にアクセスが悪いと紹介されている記事も見受けられますが、そこまで過剰に言うほど悪くはない印象です。
ただ丘の上にあって森に囲まれたようなスタジアムなので、初めての人には分かりにくいかもしれません。
電車やバスを利用される方は、町田駅と鶴川駅からの2ルートがあります。
今回は路線バスを使った町田駅からのルートを紹介します。
(※追記:2020年以降現在は、多摩センター駅、淵野辺駅、南町田グランベリーパーク駅からもシャトルバスが出ています。)
町田駅の路線バスのりば
- JRを利用して来た方は小田急線方面へ、小田急線を利用して来た方は西口改札を出てJR方面へ。
- 途中にバスロータリーがあります。
- 中央の島に2~6番乗り場、西友など建物がある通りに面したところが10~14番乗り場です。
- 町田市立陸上競技場まで行けるのは、2番・4番・14番乗り場で「野津田車庫行き」に乗車、終点の野津田車庫で下車となります。
また試合開催日は町田駅からスタジアム直行シャトルバスが出ています。
ただしキックオフ2時間前と1時間半前の2本しか運行されていないので、乗れない可能性もあります。
私が行ったときは発車15分前には大行列だったので、上記のように14番乗り場から路線バスを利用して向かいました。
野津田車庫から競技場までの徒歩ルート
下記で紹介するルートはGoogleMapで14分と表示されている左側のルートになります。
野津田車庫でバスを降りてから北西の方向に進み、住宅の間を抜けると急な斜面地が現れます。
上の写真のように森の中に入る細い道があるので、こちらを進みましょう。
森の中の小道に入っていきます。
ここはクモの巣がたくさんありますので気を付けてください。
(道をふさいでいるようなことはないと思いますので安心してください)
ただ、本当にクモが嫌いな人は別のルートを遠回りした方が良いかもしれません。
私もクモは苦手ですがここは大丈夫でした。
もう少し歩くと階段が見えてきました。
「スタジアムまでの道のりはまるで登山だ」と表現される方もいますが、多少疲れるものの登山とまでは言えないですね。
階段を上るとFC町田ゼルビアの横断幕がありました。
スタジアムまであと350mです。
あとは下り坂。もう少しで到着です。
スタジアムのメインスタンドが見えてきました!
バス降りてから10分もかかりませんでしたね。
登山というほど大変な道のりではないことが、少しは分かるのではないでしょうか。
それにスタジアムに足を運んで観戦できるくらい元気な人にとっては、これくらい苦にならないのではないかと。
こちらのルートがちょっと嫌だな…という方は野津田車庫から北東方面に行くルートもありますが、メインスタンドに行くのであれば、今回紹介したルートが最短ルートになります。
メインスタンドで観戦
メインスタンド前にやってきました!
2013年に改修・増築され、比較的新しいスタンドではありますが、質素で少し物足りない感じですね。
スタジアム名称のサインなどが設置されていると、もっとメインスタンドらしい外観になると思いますね。
FC町田ゼルビアが今後ビッグクラブに成長して、J1常連のチームになったときにこの外観だと寂しい…。
今回はメインスタンドの一番価格の高いSS席です。
SS席なのに自由席なので、早いうちに座席がほとんど埋まってしまいました。
「維新みらいふスタジアム」や「岐阜メモリアルセンター長良川競技場」など、山々を背景にしたスタジアムとは少し趣きが異なり、「町田市立陸上競技場」は森に囲まれたスタジアムといった雰囲気。
試合前、FC町田ゼルビアのコレオグラフィー。
バックスタンドの奥行が無くてコレオも少し寂しいですが、サポーターが一体となって良い雰囲気です!
FC町田ゼルビアの試合を初めて見たのは、今シーズンの「ニッパツ三ツ沢球技場」で対戦したvs横浜FC戦。
そのときはFC町田ゼルビアがアウェイでも応援を圧倒していて、リズミカルなチャントや熱く応援するサポーターを見て、ゼルビアが好きになったのをよく覚えています。
選手が入場しました。
最終節なので何かドラマが起こることを期待!
今日はアウェイ寄りの座席で観戦した影響もあり、終始ヴェルディサポーターの応援しか聞こえないような状況でした。
さすが元J1のヴェルディサポーターはすごい声量です。
試合は東京ヴェルディが優勢に試合を運び、後半に先制点を挙げます。
終盤にFC町田ゼルビアが同点に追いつき、試合は1-1で終了。
首位の松本山雅FCと2位の大分トリニータが引き分けたため、もしFC町田ゼルビアが勝っていれば、2018年のJ2リーグはFC町田ゼルビアの優勝が決まっていました。
最終的にFC町田ゼルビアは4位でシーズンを終えます。
東京ヴェルディは6位となり、J1昇格プレーオフへ進出しJ1リーグ昇格への望みをつなぎました。
他会場も含めて、2018年J2リーグの最終節はドラマチックな展開はなかったものの、試合終了間際まで楽しめて満足です。
それではまた次回!