町田市立陸上競技場

スタジアム概要
スタジアム名称 | 町田市立陸上競技場 |
ネーミングライツ | 町田GIONスタジアム |
ホームチーム | FC町田ゼルビア |
開場 | 1990年10月 |
改修 | 2009年~2013年(第1次) 2019年8月~2021年2月(第2次) |
収容人数 | 10,609人 |
所有 | 町田市 |
運営管理 | スポーツパークパートナーズまちだ |
設計者(改修) | 梓設計 |
施工者(改修) | 2009年~2013年 フジタ 2019年~2021年 西武建設(建築)栗原工業・協立電工(電気設備)渡辺工業所(空調設備)鶴川設備工業(給排水設備) |
建設費 | 2013年:約30億円 (メインスタンド:約21.2億円) 2021年:約35億円 (建築・電気・空調・給排水) |
スタジアムアクセス
スタジアム直行シャトルバス
アクセスが良くないと言われているスタジアムですが、2020年から直行バスが増便となりました。
これまで町田駅・鶴川駅のみだったのが、南町田グランベリーパーク駅・淵野辺駅・多摩センター駅から直行バスが運行されるようになり、利便性が向上。
特に「南町田グランベリーパーク駅」「淵野辺駅」「多摩センター駅」から出ている直行バスは"無料"なので、お得です。
スタジアムすぐ近くのバスターミナルに停車するので、とても便利ですね。
【直行バスの概要】
駅名 | 所要時間 | 便数(往路) |
町田駅 | 40分(有料) | 2便 |
鶴川駅 | 20分(有料) | 11便 |
南町田グランベリーパーク駅 | 60分(無料) | 2便 |
淵野辺駅 | 30分(無料) | 10便 |
多摩センター駅 | 30分(無料) | 10便 |
南町田グランベリーパーク駅からのアクセス
シャトルバスは「南町田グランベリーウォーク」の鶴間公園前(スヌーピーミュージアムや駅に近い方)から出ています。
乗車時には観戦チケットを見せる必要があります。

路線バスでアクセス(町田駅)
町田駅から出ているシャトルバスはキックオフの2時間前と1時間半前の2便のみ運行のため、混雑具合によっては乗車できない場合や、スタジアムに行きたい時間に合わないことがありますね。
そのため、町田駅から路線バスを利用したアクセスをご紹介します。
乗車場所は町田駅の町田バスセンターです。
JRの場合は改札を出て小田急線方面へ、小田急線をの場合は西口改札を出てJR方面へ向かいましょう。

途中で高架下にバスロータリーがあります。

2番もしくは14番乗り場から「野津田車庫行き」に乗車、終点の「野津田車庫」で下車となります。
乗り場によって運行本数が異なりますので、事前に神奈川中央交通HPにて時刻表を確認するのがよいでしょう。
ただ2番乗り場は30分間隔で運行、14番乗り場はおおむね15分間隔で運行しているので、何も考えずに14番乗り場に行ってしまうのもよいでしょう。
町田バスセンターから野津田車庫までの所要時間は約40分みておきます。
野津田車庫に到着したあと、そこから更に15分程度、上り坂を歩くことになりますので、ご注意ください。
野津田車庫から2つのルートがありますが、「町田市立陸上競技場で観戦」にて左側のルート、「町田GIONスタジアムで観戦 Vol.5」で右側のルートを紹介していますので、そちらをご覧ください。
車でアクセス
「FC町田ゼルビアオフィシャルサイト」では下記の駐車場が紹介されています。
駐車場 | 台数 | 料金 |
---|---|---|
ゼルビアフットサルパーク | 20台 | 1,000円 |
株式会社ナック・クリクラ町田営業所 駐車場 | 30台 | 1,500円 |
東京都中央卸売市場多摩ニュータウン市場 第3駐車場 | 30台 | 無料 |
ただ駐車台数が少ないため、駐車できない可能性が高いですね。
安心してスタジアムに行きたいかたは、下記のサイトで「町田GIONスタジアム」と検索して駐車場を予約しましょう。
座席の紹介

以下ではわたしが実際に現地で観戦した座席を紹介。

メインスタンド(カテゴリー1)

カテゴリー1は町田GIONスタジアムのなかで高価格帯の座席です。
ピッチ全体が観やすく、昼間の試合は日陰となるため、快適に観戦することができます。
できるかぎりスタンド中央寄りの座席を確保できるとよいでしょう。
カテゴリー1をおすすめする人
- 日陰で快適に観戦したい
- ピッチに近く、全体を俯瞰して観たい
- ベンチの選手や監督の様子も見たい
- 選手入場時は正面から見たい(写真を撮りたい)
ゴール裏



ゴール裏の最前列はほぼピッチレベル。
そして陸上トラックがありピッチが遠いので、試合が非常に見えづらい座席です。
近いサイドの選手の動きは見えるが、逆サイドはもう雰囲気で楽しむしかないですね。

座席は11列目まであります。
横から見ると、スタンド勾配が緩やかなことがよく分かりますね。
ゴール裏をおすすめする人
- チケットを安く購入したい
- アウェイサポーター
バックスタンド

1F(カテゴリー4)


バックスタンド1Fの座席はゴール裏スタンドと同じ勾配ですが、ゴール裏と異なりピッチが近く観やすい座席です。

バックスタンドは北東側にあり、昼間は逆光となり非常にまぶしいです。
特に日の入前の西日は直接目に差しこんでくるため、注意が必要です。
昼間の観戦時にはサングラスがあるとよいでしょう。
カテゴリー4をおすすめする人
- チケットを安く買いたいけど、観やすい座席がよい
- 昼間は逆光でも気にならない
- シャトルバス乗り場に近い方がよい
1F(車イス席)

バックスタンド中央には車イス席も設けられています。
3F(カテゴリー3)

バックスタンド3Fはゴール裏の座席とは異なり、ピッチを俯瞰して選手の動きをよく見ることができます。
2021年に新しく完成したスタンドなので快適な観戦環境となっています。
特に前方の座席になるほど、より観やすくなりますね。
1F席と同様に、昼間の試合では逆光となるので注意です。


カテゴリー3をおすすめする人
- ピッチ全体を俯瞰して観たい
- チケット価格はできる限り安い方がよい
- 昼間は逆光でも気にならない
- シャトルバス乗り場に近い方がよい
スタジアムの特徴・歴史
1990年に開場
町田市立陸上競技場は大きな都市公園内に位置する自然に囲まれたスタジアムです。
山口県の「維新みらいふスタジアム」のように周囲に山々の景色が見られるというよりは、山の中にあるようなイメージのスタジアムです。
山というほど標高は高くありませんが(最も高いところで116m)、坂道を上って近くまで行かないと姿を見せないことから、森のスタジアムと言っても良さそうです。
2013年の改修工事によってメインスタンドの高さが高くなったため、以前よりも遠くからスタジアムが目立つようになりました。
他のスタジアムと比べるとアクセスは不便であることは否めません。
ただJ1リーグ唯一無二の「森のスタジアム」と考えれば、町田のアイデンティティーとして、このようなスタジアムがあっても良いのではないかと私は思います。
アクセスについては臨時バスの増便など工夫はできると思いますので、FC町田ゼルビアが強いクラブとなって入場者数が増えてくれば、自然と解決していける問題ではないかと考えます。
どのような立地であろうと、現地で観たい人は足を運ぶ、不便だから面倒な人はテレビで見れば良い、というシンプルな問題ですね。

2010年には4基の照明塔が設置され、2011年には芝生席だったバックスタンド・サイドスタンドに座席が設置されました。
メインスタンドの改修(2013年竣工)
J2クラブライセンス基準を満たすためにメインスタンドの改修が行われ、2013年にリニューアルオープン。
メインスタンドは2階建てから6階建てに。
観客席は約1,700席増となり、約1万人収容のスタジアムとなりました。

バックスタンドの改修(2021年竣工)
FC町田ゼルビアは2018年にJ2リーグ4位と歴代最高成績でシーズンを終えましたが、スタジアムがJ1クラブライセンス基準を満たしていないため、J1昇格プレーオフに進出することができませんでした。
最終節に勝利していれば、結果的にはJ2優勝となっていたところ。
FC町田ゼルビアというチームやスタジアムが一躍注目されたシーズンになりました。

J1クラブライセンス基準のスタジアムとするために、2019年8月にいよいよバックスタンドの改修工事が着工しました。
バックスタンドの観客席増設により、2021年シーズンにはスタジアムの収容人数は約1万人から約1万5千人へ拡張。
これでFC町田ゼルビアがJ1に昇格するビジョンが明確になりました。


2021年5月16日にバックスタンドの杮落し・落成式が行われました。
対戦相手は2021シーズン負けなしで首位に立つアルビレックス新潟。
バックスタンドの座席は完売となり、一体感のある応援の中でFC町田ゼルビアは見事勝利を収め、町田の歴史に名を刻みました。
2万人収容のスタジアム構想
観客席が約1万5千人収容となることで、J1クラブライセンスの最低基準は満たせることになります。
ただJ1リーグの平均入場者数を考慮すると、まだ収容人数が足りないと考えられ、南北スタンドも改修して全席屋根付きの2万人収容のスタジアムとする構想も計画されています。
現状の南北スタンドは傾斜が緩く座席数も少ないために、ゴール裏がすごく寂しく感じますね。
南北スタンドの改修もぜひ実現してほしいと思います。

夜景が綺麗なスタジアム
「町田GIONスタジアム」は丘の上の森に囲まれているため、夜は真っ暗闇になります。
そのため夜になると、スタジアムは光り輝き、暗闇に浮かぶ幻想的な光景となります。


