2021年5月15日
J1リーグ 第14節
鹿島アントラーズ vs 横浜Fマリノス
今日は1993年に開幕したJリーグの日。
開幕年からJ1リーグに在籍し、一度もJ2リーグに降格したことのない「オリジナル10」の2チームによる伝統の一戦。
横浜Fマリノスにとっては、2012年以来、実に8年間もここ「カシマサッカースタジアム」で勝利ができていないのです。
鹿島アントラーズはザーゴ監督が解任されて、"鹿島"を深く知る相馬直樹監督が就任してからリーグ戦5試合負けなし。(4勝1分)
一方で横浜Fマリノスは、開幕戦の川崎フロンターレに敗戦したものの、その後リーグ戦11試合負けなし。(8勝3分)
そんな好調同士のタイミングで迎える楽しみな対戦です。
この記事でわかること
- スタジアム周辺の民間駐車場
- スタジアムグルメ(ハラミメシ)
- メインスタンド1階からの眺め
車でアクセス(潮来IC→スタジアム)
今回は車でスタジアムへアクセス。
茨城県外から高速を利用する場合は、潮来ICで降りて下記のルートが一般的です。
ただこのルートは利用者が多く、かなり混雑するため要注意。
帰りは試合終了後すぐにスタジアムを出ましたが、スタジアムを出てから約1時間掛かってようやく潮来ICに到着しました。(入場者数は11,630人)
スタジアム周辺の民間駐車場を利用
「カシマサッカースタジアム」周辺の駐車場利用ははじめてということもあり、どこに駐車場があるかも分からない状況でした。
「スタジアム大通り」を通ってスタジアムが見えてきた頃、スタジアム南側(カシマスポーツセンター近く)に民間駐車場がありました。
そこはキックオフ2時間前でかなり空きがあり。
しかし今日はもう少し進んで北サイドスタンドの前にある民間駐車場を利用します。(1,000円)
スタジアム周辺には駐車場がたくさんあるので、どこも満車になって困ることはほぼ無いだろうという印象ですね。
ただ特にはじめて来るかたは、車でアクセスする場合は早めの来場を心掛けるのが良いと思います。
それではスタジアムへ向かいましょう。
まずはこちらが北サイドスタンド(アウェイゴール裏)前の広場です。
スタジアムマップを見てみましょう。
上図左上が現在地。
今日の座席はメインスタンドなので、1GATEの方へ行きます。
北サイドスタンドの前を通って1GATEまで行くあいだに、メインスタンドの方から歩いてくるマリノスサポーターも見られました。
おそらくメインスタンド前のV駐車場・G駐車場・F駐車場に駐車されていたのではないかと想像します。
1GATEから入場。
メインスタンドの中へ
メインスタンドの中へ入りました。
「カシマサッカースタジアム」への来場は今回で3回目なのですが、いつも感じるのは、言葉で言い表すのが難しい"独特の空気感"を感じること。
スタジアムに居るほとんどの方が"鹿島アントラーズのユニフォーム"を着ているということもありますが、"カシマ"のホームを肌で体感することができます。
赤いユニフォームを着ていない方が目立つスタジアム。
コンコースの周囲に座ったりくつろいでいる人が多いので何となく視線を感じる。
なので写真はあまり人が居ないところを撮っています。
トイレがリニューアル
2019年に女性トイレがリニューアル、女性に優しい改装となったことで話題になりました。
女性トイレは当然行くことができないので、男性トイレを見てみましょう。
女性ほどインパクトはないですが、綺麗になっていますね。
鹿島アントラーズのスタジアムグルメ
鹿島のスタジアムグルメ。
特に迷うことなく、前回の観戦「カシマサッカースタジアムで観戦」と同じく「居酒屋ドリーム」さんの"ハラミメシ"にします。
前回は大盛にして失敗(量が多い)しましたので、今回は並盛にしておきましょう。
並盛は700円、プラス100円で温玉を付けることができます。
ハラミメシを片手にメインスタンドへ入場。
座席で"ハラミメシ"を食べます。
ハラミも美味しいですが、豆腐も美味しい😋
他のスタグルも気になるのですが、鹿島ではついこの"ハラミメシ"に惹かれてしまう。
ガッツリ食べたい人も、ボリュームたっぷりなので並盛で十分なはずです。
ちなみにミニ盛を注文する人も多く見られます。
メインスタンド中央からの眺め
お昼ご飯を食べたので、メインスタンドの中央へ行ってみます。
圧巻の眺め。
アクセスやスタジアムの立地を除き、観戦環境だけ考えれば日本屈指のスタジアムだと思います。
1階席の最上部に上ってみました。
写真だと分かりにくいですが、ピッチをより俯瞰で観ることができます。
メインスタンド1階7列目から観戦
今日は1階の7列目で観戦!
ピッチが近くて雰囲気も素晴らしい。
少し冷えているので、上着を持ってきて良かったです。
南サイドスタンドを見てみます。
屋根のフォルムが美しいですね。
横浜Fマリノスのゴールキーパー(高丘陽平・梶川裕嗣)がピッチに入り、サポーターへ挨拶します。
アウェイゴール裏にはすでに多くのマリノスサポーターがいますね。
マリノスのゴールキーパー(以下、GK)のウォーミングアップはフィールドプレーヤーのようなパス回しから始まります。
マリノスのディフェンス(以下、DF)は常に高い位置をとっているため、GKは相手やボールがDFラインの裏を抜け出た場合に、カバーをする必要があります。
また前線へのビルドアップを行う場面も多くあり、足下の技術がかなり重要視されていますね。
マリノスのフィールドプレーヤーが目の前を走って入場。
前田大然だけスタンド目線ですね。
アップ中もスタンドに向けて手を振ったりしていたので、家族が応援に来ていたのかもしれません。
フィールドプレーヤーもゴール裏のサポーターへ挨拶に行きます。
スタンドの観客へ挨拶。
ピッチ南側では、鹿島アントラーズの選手が入場です。
マリノスキラーと言われる?上田綺世が今日は控えからのスタート。
ボランチには三竿健斗とレオシルバの強力コンビが戻ってきています。
FWのスタメンは、試合に出ればしっかり仕事をするイメージの土居聖真。
若手選手が台頭する鹿島。特に気になっているのは、今シーズンから明治大学より加入した常本佳吾ですね。
まもなくキックオフ。選手が入場です。
鹿島アントラーズと横浜Fマリノスが対戦するときは、両チーム共にホームユニフォームを着用することが多いイメージ。
しかし今日はマリノスがビジターユニフォームの"白"で臨みます。
おそらく今年は鹿島のソックスが"赤"のためでしょう。
鹿島のソックスが"黒"のシーズンは、マリノスのソックスが"赤"なので、ホームユニフォーム同士でできるということだと思います。
横浜Fマリノスのスターティングイレブン。
日本代表が2人(畠中槙之輔・松原健)、元世代別代表が4人(喜田拓也・扇原貴宏・前田大然・オナイウ阿道)に加え、タイ代表(ティーラトン)とブラジル人トリオ(チアゴマルチンス・マルコスジュニオール・エウベル)と豪華なメンバーですね。GKの高丘陽平はユース年代で代表歴があります。
両チーム円陣を組みます。
もう一度、横浜Fマリノスサポーター。
ビジター席は完売。ギチギチに詰まっているように見えますね…。
前半キックオフ!
試合は立ち上がりから激しいぶつかり合い。
鹿島のレオシルバと横浜のエウベルが接触したとき、「バチン!」と凄い音がしました。
その他にも目の前で繰り広げられる激しい戦いは見応えがあります。
鹿島のフリーキックは永戸勝也と荒木遼太郎。
飲水タイム中です。
飲水タイムが終わった直後、右サイドのエウベルがマルコスジュニオールとのワンツーで抜け出し、中へクロス。
オナイウ阿道がヘッドで合わせ、横浜Fマリノスが先制点!
ついにカシマで勝利を収める日が来るか…と思っていた矢先、前半40分に土居聖真のゴールで鹿島アントラーズが同点に追いつきます。
1-1の同点で後半が始まります。
後半に入ると、鹿島の右サイドバック常本佳吾と、横浜の左ウイング前田大然のマッチアップを近くで見ることができました。
驚異の俊足を誇る前田大然ですが、今日は常本佳吾に上手く抑えられていたような印象がありました。
前田大然が裏へ抜け出るとき、スピードに乗る前に体を入れて抑えていたシーンは見事でしたね。
そして後半開始1分、不意に試合が動きました。
横浜の松原健が最終ラインで鹿島の白崎凌兵にボールを奪われ、土居聖真が裏へ抜け出しGKと1対1。
ファーサイドへ体を向けながらニアサイドへ蹴り込む秀逸なゴールで鹿島が逆転に成功します。
後半53分には鹿島がPKを獲得し、土居聖真が決めてハットトリック。
3-1で鹿島がリードとなりました。
マリノスにとってはショッキングな追加点となりましたが、2点差ならまだ大丈夫。
…と思っていたところ、2分後に鹿島アントラーズが荒木遼太郎のゴールで4点目。
ポステコグルー監督も啞然としている様子でした。
さすがにマリノスにとっては危機的状況。
これは選手を交替して流れを変えるしかありません。
58分に小池龍太、天野純、渡辺皓太、レオセアラの4選手を同時投入します。
しかし流れは変わらない。
鹿島アントラーズは66分にファンアラーノと上田綺世を投入します。
74分にはオナイウ阿道の今日2得点目で2-4。
マリノスは少しだけ望みが出てきました。
しかし希望も束の間。77分には、横浜のGK高丘陽平のトラップミスを上田綺世が奪い、駄目押しの5点目。
マリノスキラーが終止符を打ちました。
86分には鹿島の町田浩樹と接触した畠中槙之輔が脳震盪のため、ピッチを後にします。
マリノスは81分にも水沼宏太が入ったため交代枠を使い切っていましたが、怪我の理由があるので交代することができます。
代わりに岩田智輝がピッチへ。
試合終了直前、天野純のゴールでマリノスは1点を返すも時すでに遅し。
試合は5-3で鹿島アントラーズの勝利となりました。
ただ最後までマリノスは諦めない強い気持ちを感じました。今回は鹿島アントラーズが一枚上手だったという印象です。
久しぶりの鹿島での観戦でしたが、やはり今回も素晴らしいスタジアムでした。
アクセスに時間が掛かるのは難点ですが、またいつか観戦に訪れたいと思います。
それではまた次回!
カシマサッカースタジアムの観戦記