スタジアム概要
スタジアム名称 | 茨城県立カシマサッカースタジアム |
ホームチーム | 鹿島アントラーズ |
着工 | 1992年(新築) 1998年(改修) |
竣工 | 1993年(新築) 2001年(改修) |
収容人数 | 40,830人 |
所有 | 茨城県 |
運営管理 | 鹿島アントラーズ・エフ・シー |
設計者 | 日建設計 |
施工者 | 竹中工務店・住友建設・常総開発工業・勝村工業・岡部工務店JV |
総事業費 | 約74億円(新築) 約248億円(改修) |
ピッチ | 105m×68m |
スタジアムアクセス
スタジアムへの主なアクセスは下記の通り。
タップして該当箇所へ
鹿島サッカースタジアム駅から徒歩
「鹿島サッカースタジアム駅」Jリーグやサッカーの試合開催日のみ使用される臨時駅です。
カシマサッカースタジアムのすぐ近くにあるの駅のため、電車でアクセスする場合には便利な駅となります。
時刻表は「鹿島臨海鉄道」にて更新されていますので、確認ください。
東京駅からバス
東京駅からカシマサッカースタジアムまで路線バス・高速バスが出ています。
所要時間は約95分~130分が目安です。(※交通状況によって大幅に遅れる場合あり)
路線バス
通常時は「鹿島神宮駅」までの運行がほとんどです。(1日にカシマサッカースタジアム行きが数便あり)
ただし鹿島アントラーズのホームゲーム開催日は「カシマサッカースタジアム行き」を増便して運行されます。
わたしが東京駅から観戦に行ったときは、スタジアム行きの路線バスが1時間に3~4本運行していました。
試合の日は次々とカシマサッカースタジアム行きのバスが出発するようになっているので、スタジアム行きのバスがあるのか心配しないでもOKです。(※最新の運行情報は要確認)
運賃は2,100円(ICは1,950円)なので、下記の予約制の高速バスよりも費用を抑えたい場合におすすめです。
路線バスのデメリット
- カシマサッカースタジアム以外にも停車駅がある
路線バスのメリット
- 予約の必要がない
- 予約制の高速バスよりも運賃が安い
高速バス
鹿島アントラーズホームゲーム開催日は、「高速バスネット」から予約できるスタジアム直行のバスがあります。
運賃は2,700円と、予約なしの路線バスより割高ですが、帰りのバスも含め安心して観戦に行きたいかたにおすすめです。
上図のように、座席図から選択することができます。
試合終了後の東京駅行きのバスも、忘れずに予約しておくのがよいですね。
予約制バスのデメリット
- 高速バスネットへの会員登録が必要
- 路線バスよりも運賃が高い
メリット
- 時間通りに確実に乗車できる(帰りもあせらず)
- スタジアムへの直行便
補足情報
- バス車内にはトイレもあるので安心です
車でアクセス(駐車場)
車でアクセスする場合は、スタジアム近くの民間駐車場を利用するのが便利です。
わたしが以前に訪れたときは、「スタジアム大通り」沿いスタジアム南側にある駐車場を利用し、料金は1,000円でした。(参考:カシマサッカースタジアムで観戦 Vol.2)
カシマサッカースタジアム周辺にはたくさん駐車場があるので、駐車場が無くて困ることはないと思われます。
また車でのアクセスは、帰りの道路が混雑するので要注意です。
コロナ禍で入場制限されているとき(入場者数:11,630人)でも、スタジアムを出てから高速道路の潮来ICに入るまでに1時間かかりました。
入場者数が多い試合は、さらなる混雑が予想されるので、急ぎの場合は試合が終わる前にスタジアムを出るなど工夫する必要がありますね。
成田・羽田空港からバス
飛行機でアクセスする場合は、成田空港28番のりばから予約制の直行バスが出ています。
発車時刻はキックオフの1時間半前に到着する便が1本のみです。(※電話予約のみ)
詳細は「鹿島アントラーズ公式サイト」をご確認ください。
また羽田空港から鹿島神宮駅までバスが出ています。
羽田空港発も本数が少ないので「関東鉄道」で試合開始時刻とバスの発車時刻をよく確認しましょう。
座席の紹介
以下では、わたしが実際に観戦した座席について紹介しています。
カテゴリー1
カテゴリー1はメインスタンド中央エリアにあるグレードの高い座席です。
ピッチへ入場した選手を正面から見たり、ベンチの選手も近くで見られます。
サッカー専用スタジアムならではの圧倒的な臨場感があり、満足できる座席です。
選手のプレーの迫力や躍動をより体感したいなら前方の座席、臨場感がありながらピッチ全体を見たいなら後方の座席がよいでしょう。
カシマサッカースタジアムはピッチにより近い座席の方が、"鹿島"らしさを色濃く体験できておすすめです。
カテゴリー1のメリット
- 臨場感あふれる試合を楽しめる
- 選手入場時に正面から選手を見られる
- ベンチの選手や監督を近くで見られる
- 日かげで観戦できる(夏は涼しい)
- 鹿島サッカースタジアム駅やバス乗り場が近いメインスタンド
カテゴリー1の観戦記
カテゴリー2
カテゴリー2は"鹿島サッカースタジアム駅"や"高速バス乗り場"とは反対側にあるバックスタンドの座席です。
メインスタンドのカテゴリー1とピッチの見え方は同じですが、下記がデメリットです。
デメリット
- 昼間は日があたる(夏は暑く日焼け、逆光でまぶしい)
- 最寄り駅やバス乗り場から遠いバックスタンド
上記デメリットを挙げましたが、人によってはデメリットとまで言えないですよね。
デメリットを感じないナイターの試合であれば、メインスタンドのカテゴリー1よりチケット価格が安いことを考えるとコスパの良い座席です。
カテゴリー2のメリット
- カテゴリー1と同じ目線で観戦できる
- カテゴリー1よりチケット価格が安い
カテゴリー2の観戦記
ウエストゾーン(メインスタンド2階)
ウエストゾーンはメインスタンドの2階に位置する座席です。
ウエストゾーンの観戦記
9列136番(北側)
9列136番はメインスタンド2階で最も中央寄りの座席です。
記者席が中央にあるので、ど真ん中より少しずれた位置になります。
ピッチ全体が見えて観戦しやすい座席です。
3列8番(北側)
3列8番はメインスタンド2階コーナーに位置する座席です。
スタンド中央の9列136番よりもピッチが近く感じて臨場感があります。
15列3番(北側)
15列3番はメインスタンドコーナーの一番上の座席です。
ピッチ全体がよく見えますが、3列8番よりもピッチが遠く感じますね。
雨に降られない座席
スタジアム観戦で気になるのは「雨の日」ですよね。
上図のように横から屋根を見てみると、1階席17列目の上に屋根の先端があるイメージです。
ただ実際には風にあおられるので、1階席はほぼ雨に降られると思っていた方がよいです。
また2階席も前方の座席は雨に降られると考えておきましょう。
そして2階席の後ろも空間があるので、雨が吹き込んでくる可能性があります。
つまりカシマサッカースタジアムはほとんどの座席が雨に降られると思っておくのがよいですね。
スタジアムの特徴
- アクセスは不便だが、臨場感あふれる観戦しやすいサッカー専用スタジアム
- 鹿島アントラーズの圧倒的なホームを感じられるスタジアム
- 都会の喧騒から離れた土地で盛りあがる非日常感
- スタンドの傾斜は1層目が29度、2層目が33度
- 天然芝の維持管理のために必要な日照を確保するために、南側の屋根は透明なポリカーボネイト板を採用
どこからでも観戦しやすい「サッカー専用スタジアム」
「カシマサッカースタジアム」の特徴は、他の専用スタジアムと比較して1層目スタンドの勾配が29度と急傾斜であることです。
「パナソニックスタジアム吹田」や「サンガスタジアム」のように、2層目スタンドの勾配は1層目スタンドよりも急傾斜であることが一般的です。
しかしカシマサッカースタジアムは元々1万5千人収容のスタジアムとして建設され、そのあとに2層目スタンドが増築された経緯があります。
元々1層目しかなかったコンパクトなスタジアムに、後づけで2層目スタンドが設置されたため、1層目と2層目の構造を一体に考えられた設計となっていないのです。
スタジアム内からスタンドを見ると、1層目スタンドの周りに別の建造物として2層目のスタンドが自立していることがよく分かりますね。
夜に光り輝くスタジアム
カシマサッカースタジアム周辺は農地が多く明かりが少ないため、夜は暗闇のなかにスタジアムが浮かびあがり幻想的な風景を生みだします。
大型ビジョンの映像美
カシマサッカースタジアムの大型ビジョンは映像がすごく綺麗です。
モニターに縁がないので臨場感あふれる映像を楽しめます。
2019年にトイレが一部リニューアル
カシマサッカースタジアムへ観戦にくる観客の45%が女性とのこと。
そこで女性の満足度向上の一環として、女性トイレの一部が2019年にリニューアルされました。
アントラーズカラーを意識して、壁面はネイビー、個室扉はレッドの配色となっています。
動線が整理され、洗面台の背後にパウダーコーナーが5か所設置されています。
女性トイレほどではないですが、男性トイレも綺麗に改装されていますね。
【参考】
- 茨城県立カシマサッカースタジアム|公式HP
- 国内の主なサッカースタジアムの概要|秋田県
- 日刊建設工業新聞
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.23(15)(291)
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.27(1)(334)