2019年8月10日
J1リーグ 第22節
鹿島アントラーズvs横浜Fマリノス
サッカースタジアムとしては間違いなく国内最高クラスといえる「カシマサッカースタジアム」での観戦!
アクセスは良くないものの、スタジアム内でサポーターによって作り出される雰囲気や座席からピッチの観やすさ、デザインなどが素晴らしいスタジアムです。
東京駅からシャトルバスでスタジアムへ
東京駅八重洲南口からシャトルバスでスタジアムへ。
今日は18時30分にキックオフ。
東京駅14時50分発→カシマスタジアム16時25分着予定のバスに乗ることにしました。
しかし試合開催日のスタジアム周辺はすごく混雑していますので、到着が30分以上遅れ、結局カシマスタジアムに到着したのは17頃着。
東京駅から2時間10分も掛かりました…。
シャトルバスを降りて駐車場から5分ほど歩くとスタジアム前に到着です。
もう少し歩くと、こちらはホーム鹿島アントラーズのゴール裏スタンドになります。
「カシマサッカースタジアム」に来て感じたのは、 スタジアムの外は広いスペースがあるものの人の集まりや賑わいがないこと。
それもそのはず、スタジアムグルメなどの売店がスタジアムの外ではやっておらず、全て場内での運営となっているからです。
少し寂しい気もしますが、スタジアムに入場すると一転して大混雑の状況になります。
スタジアムグルメ(ハラミ丼)
日本一と評する人もいる、カシマのスタジアムグルメ。
スタジアムグルメが美味しくて"食べたいから"という理由も当然ありますが、スタジアム周辺には何もない、アクセスも時間が掛かる、カシマに来たらスタジアムグルメしか選択肢がないのでは…とも思います。
はじめてカシマサッカースタジアムを訪れたときは有名な"もつ煮"を食べましたが、今回は"ハラミ丼"にしました。
行列に15分ほど並び、大盛800円と温泉卵+100円を注文。
写真では分かりにくいですが、かなりのボリュームがありました。
お肉も豆腐も美味しくて大変満足なのですが、並盛で十分でしたね…。
バックスタンドのカテゴリー2で観戦
今回の座席はバックスタンドのカテゴリー2です。
チケット購入時は座席選択ができませんでした。
ランダムで割り当てられた座席は、ほぼ中央の最後尾の座席。良かったです。
ゴール裏のスタンドを見てみると、急な傾斜となっていることがよく分かりますね。
試合が始まり満席となったゴール裏。
鹿島アントラーズサポーターの迫力に圧倒され、すごく興奮したのを覚えています。
スタンドの急な勾配がピッチを包み込み、素晴らしい雰囲気を作り出しています。
こちらはアウェイゴール裏を見た写真です。
一部屋根が改修工事中になっていますが、スタジアムの屋根がぐるっと同じパターンで連続しているデザインが特徴的で良いポイントです。
これは「ユアテックスタジアム仙台で観戦」したときも同様に感じました。
(「ユアテックスタジアム仙台」はカシマサッカースタジアムを模して造られています)
そして今日は18時30分キックオフのため、試合前の夕暮れ時がまた良い雰囲気。
キックオフ時間が近づいてきました。
こちらは試合前の鹿島アントラーズサポーターの巨大な横断幕。
進撃の巨人のような、このキャラクターは一体なんでしょう…?
こちらはアウェイ横浜Fマリノスのゴール裏です。
普段はゴール裏全ての座席を開放しないことが多いと思いますが、今日のアウェイゴール裏は全ての座席を開放。
横浜Fマリノスサポーターもアウェイとは思えないほどの数が応援に駆けつけ、座席がほぼ埋めつくされています。
それもそのはず、順位は現在3位の横浜Fマリノスと4位鹿島アントラーズが勝ち点1差で並ぶ、上位直接対決の大一番。
こういう本気の勝負の雰囲気を素晴らしいスタジアムで味わえるのは最高ですね。
両チームの円陣、まもなくキックオフです。
今日の夕暮れどきの雰囲気は最高。
鹿島アントラーズのホーム感も良い、それに対抗する横浜Fマリノスサポーターの数も素晴らしい。
試合は前半開始早々1分、マリノスがゴール前でパス回しをしているところ、隙をついて鹿島がボールを奪い、セルジーニョの巧みなシュートで先制点を挙げます。
その後、後半に仲川輝人のゴールでマリノスが同点に追いつくものの、試合終了間際には上田綺世がプロ入り初ゴール。
鹿島アントラーズが再び追い越します。
試合は鹿島アントラーズが2-1で勝利。
順位が逆転し、この時点で鹿島アントラーズは2位、横浜Fマリノスは4位となりました。
鹿島アントラーズ土居聖真のゴールがオフサイドで取り消し、横浜Fマリノスの扇原貴宏が2枚目のイエローカードで退場するなど、トラブルはありましたが、鹿島サポーターにとっては素晴らしい試合だったのではないでしょうか。
試合が終わってみて感じたのは、カシマサッカースタジアムがホーム鹿島アントラーズの強さをより一層、後押ししていることです。
サッカー専用スタジアムで座席に急な傾斜があることで、ピッチは包み込まれるように感じます。
そこに鹿島アントラーズサポーターの声援や熱量が加わることで、他のチーム・ホームスタジアムでは感じたことのない、独特なホームの空気感がありました。
またホームカラーの赤によってさらに興奮や活気が生み出されていること、都心から遠く離れた土地で多くの人が集まる非日常感を味わえます。
試合終了後、真っ暗闇に浮かび上がる「カシマサッカースタジアム」もすごくきれいでした。
不便なところにあるからこそ、素晴らしい景色を見ることもできます。
アクセスは悪いが、良いところを探せばたくさんある。
行き帰りの時間は長くて大変ですが、また行きたいと思うスタジアムでした。
ちなみに帰りのバスは21時発の予定でしたが、駐車場の混雑で出発したのが21時半過ぎになり、東京駅には23時半に着きました。
東京駅からまた電車に乗って1時間程かけて自宅に戻るため、東京駅から終電に間に合うか少し焦りましたが、何とか終電には間に合ってよかったです。
それではまた次回!
カシマサッカースタジアムの観戦記