2018年10月20日
J1リーグ 第30節
ベガルタ仙台vsサガン鳥栖
J1リーグは一部のチームを除き残り5節、2018年シーズンは佳境を迎えています。
ベガルタ仙台は勝てばACL出場へ一歩前進、サガン鳥栖はJ1残留のために負けられない戦い。
この記事でわかること
- バックスタンドS指定席で観戦
- 雨の日のスタジアム
仙台駅から泉中央駅へ
東京駅から仙台駅まで新幹線でやってきました。
仙台駅で地下鉄に乗り換え30分ほどでスタジアム最寄りの泉中央駅へ到着です。
泉中央駅から「ユアテックスタジアム仙台」までは徒歩5分もかからず、すぐにスタジアムが見えてきます。
アクセスは抜群に良いスタジアムですね。
ユアテックスタジアム仙台の外観・周辺
ユアテックスタジアム仙台は、「カシマサッカースタジアム」を模して造られたようですが、外から見るとあまりかっこいい外観ではないですね。
しかしスタジアムの中に入ってみると、一転してこのスタジアムの素晴らしさがよく分かります。
今日の座席はバックスタンドなので、泉中央駅とは反対側のスタンドです。
バックスタンド側は"泉中央通り"という大通りに面していていますが、お店も出ていないので人が少なく寂しい印象がありました。
ちなみにバックスタンドで観戦する場合は、泉中央駅のひとつ前である八乙女駅から歩くのが便利です。
キックオフまで時間があったので、少し遠めからスタジアムの全体写真を撮ってみました。
川に沿った正面がアウェイゴール裏側のスタンド、右手に進んだ方向がバックスタンドになります。
スタジアム前には川が流れていて、逆さ富士ならず、逆さユアテックスタジアムですが…あまり絵にはならないかな…。
S指定席バックで観戦
キックオフ1時間前にスタジアムへ入場しました。
球技専用スタジアムを見慣れてきたこともあり、スタジアムに入ったときの感動が薄れてきたのが少し残念…。
ただユアテックスタジアム仙台は間違いなく国内最高のスタジアムのひとつだと感じましたね。
今回の座席はS指定席バック最上部の24列目です。
後ろに誰もいないので一番落ち着く座席。
驚いたのは一番後ろの座席なのにピッチまでの距離がすごく近く感じること。
選手のウォーミングアップが始まる時間となりました。
試合前の選手紹介は各チームで特色がありますが、ベガルタ仙台の選手紹介はとにかく長かったな…という印象です。
選手一人ひとりの紹介後、ベガルタ仙台サポーターが選手それぞれにオリジナルのチャントを歌っていたのが長くなった理由でした。
一般的には一人ひとり名前が呼ばれたときに「おい!」と繰り返していくだけのチームが多いのですが、ベガルタ仙台はオリジナリティのある選手紹介でしたね。
ベガルタ仙台の応援スタイルのもう一つの特徴は、応援チャントで主導して大きな声を出す「コアサポ」がゴール裏ではなく、バックスタンド(コーナーキックの辺り)に位置していることです。
ゴール裏からではなく横から選手を後押しするスタイルはJ1リーグのチームとしては特徴的ですね。
わたしが座っているS指定席バックからみると真横の位置にサポーターが居ました。
本来であれば音が私の方へ直接伝わってこないので、応援の迫力を感じられないと思うところ。
しかしスタジアム屋根構造のおかげか、良い具合に反響して心地の良い音に感じました。
そしてベガルタ仙台の名チャントの原曲はアメリカのロックバンドであるTwisted Sisterの「We're Not Gonna Take It」です。
帰っても思わず口ずさんでしまうような親近感のあるカッコいいチャントでした!
こちらはアウェイゴール裏のサガン鳥栖サポーターです。
ベガルタ仙台の応援が凄かったからなのか…今日はサガン鳥栖の応援がほとんど聞こえませんでしたね。
ベガルタ仙台vsサガン鳥栖
サガン鳥栖は元スペイン代表のフェルナンド・トーレス選手が出場します。
チームが不調なこともあり、なかなか結果が出ていないですが、今日は何かやってくれると期待!
観客がたくさん入って選手がピッチに入ると、より一層ユアテックスタジアムの良さが伝わってきます。
ユアテックスタジアムは座席コーナーの部分がカーブで滑らかにつながっているとともに、屋根も座席に合わせてぐるっとつながっているのが美しく見えるポイントです。
試合当初は拮抗したゲーム展開で、なかなか得点が入る気配がありません。
ところが前半38分、突然試合が動きました。
ゴール前のこぼれ球をサガン鳥栖の高橋義希がボレーで合わせ得点。
続く前半39分にはフェルナンド・トーレスがヘディングで合わせ追加点を挙げました。
フェルナンド・トーレス待望の1点で本人もチームメイトも大喜びです。
しかしその3分後にはベガルタ仙台がPKで1点を返し、前半終了。
後半に入ると13分、石原直樹選手の得点でベガルタ仙台が同点に追いつきます。
試合は白熱した展開となっているところ、今度はジョアン・オマリのゴールでサガン鳥栖が勝ち越し、3-2でサガン鳥栖のリードとなりました。
ゲリラ豪雨により試合中断
試合はさらに白熱した展開となりスタジアムは盛り上がりをみせていましたが、文字通りここで水を差す出来事がありました…
突然の雷とゲリラ豪雨により試合が一時中断。
後半41分、残りわずかの時間の中、選手がロッカールームに戻ります。
写真では分かりにくいですが、物凄い土砂降りでした…
ユアテックスタジアム仙台の屋根
ユアテックスタジアムは全周屋根が掛かっていていますが、どこまで雨に降られるのか気になるところですよね。
今回は突然でしかも豪雨だったので、人が避難した座席(雨が当たらない座席)が一目瞭然でした。
前方の座席のひとは災難だったでしょうが、突然の豪雨によってこのような貴重な情報が得られたのは私にとってはラッキー。
雨に降られない座席については、スタジアムガイドの「ユアテックスタジアム仙台」で紹介しておりますので、そちらも参考に。
肝心の試合は、再開見込みが16時30分ということで、残り5分のプレーを観るために30分以上も待ってられず……試合再開前にわたしは帰ることにしました。
こんな時のために折り畳み傘を持っていてよかった。
後で確認したところ、試合のスコアは動かず、3-2でサガン鳥栖の勝利という結果となりました。
今日は色々なドラマや発見があり、楽しく観戦することもできて良かったです。
帰りは仙台駅で牛たんを食べて東京に戻ります。
それではまた次回!