2023年1月29日
里山スタジアムオープニングセレモニー
2023年に竣工したばかりの「今治里山スタジアム」に行ってきました!
期待どおり素晴らしいスタジアムでしたね。
この記事でわかること
- 首都圏→松山・今治の観戦計画
- 今治駅⇄スタジアムのアクセス
- スタジアム周辺の様子
- スタジアム内の様子(メイン・バックスタンド・ゴール裏)
- メインスタンドで観戦
- スタジアムグルメ(焼豚玉子飯)
- 松山・今治のグルメ(鯛めし・さつまめし・鍋焼うどん・焼豚玉子飯)
スタジアム観戦以外にも、松山や今治のグルメや交通などのトピックスも載せていますので、スタジアムについてだけ見たい場合は、下記目次からジャンプしてください。
スタジアム観戦計画
前提条件
- 首都圏からアクセス
- スタジアム観戦は日曜の13時〜開始
- スケジュールは土曜の出発から月曜の帰宅までOK
今回はスタジアムへ行く時間や交通費を抑えるために、下記の考え方でスケジュールを組みました。
スケジュールの考え方
- 首都圏から松山へ安く行くためには、羽田空港ではなく成田空港からJetstar(LCC)を使う。
- 成田空港まではJR成田エクスプレスや京急スカイライナーがあり、羽田空港と利便性はあまり変わらない。
- スタジアムへ行きたい時間を考えると、当日のフライトでは間に合わないため、前泊という判断。
- 松山から東京への帰りは、観戦日の夜だとフライト費用が高い。
- 帰りを観戦翌日の月曜日にすることで、フライト費用が安くなり、ゆっくりと観光などもできる。
松山市内で前泊
今回のスタジアム観戦計画は、フライト費用を抑えること、早めにスタジアムに到着したいこと(セレモニーは13時開始)を理由に、下記のスケジュールを組みました。
移動 | 時間 |
---|---|
成田空港 → 松山空港(Jetstar) | 18:00 → 19:55 |
松山空港 → 大街道(シャトルバス) | 20:05 → 20:35 |
成田空港からJetstarを利用して、フライト費用は1万円以内(座席指定・諸税・支払手数料含む)に抑えることができました。
羽田空港からJALやANAを利用すれば2.7万〜3.5万円の価格帯だったので、成田空港までの交通費を加えても、かなりのコスト削減ですよね。
しかも成田空港まで特急電車(JR成田エクスプレスや京急スカイライナー)があるので、移動の負担もほぼありません。
松山空港から大街道へ
松山空港から松山市の中心部を経由して、道後温泉まで"空港リムジンバス"がでています。
空港リムジンバスは、地元の「伊予鉄ICカード」を除き、現金払いのみとなります。
松山空港のエントランスを出たところに券売機があるので、乗車前に購入するのもよいでしょう。
ただし券売機でチケットを購入しなくても、車内で降車時に現金払いも可能です。
空港リムジンバスは松山空港の到着便時刻にあわせて発車しています。
時刻表と運賃は「IYOTETSU|松山空港リムジンバス」で確認しましょう。
ホテルビスタ松山で宿泊
今回の宿泊先は、大街道にある「ホテルビスタ松山」です。
なぜこのホテルにしたかというと、下記のように比較的新しくてキレイなホテルのなかで、価格帯が安かったからです。
大街道周辺の新しいホテル
- カンデオホテルズ松山大街道
- ダイワロイネットホテル松山
- ホテルビスタ松山
価格だけ見れば、松山市内にもっと安いホテルはたくさんありますが、居心地の良さを考えると個人的にコスパがすごくよかったですね。
欲をいうと、仕事のノートPCを使う机がもっと大きくて高さがあればな…と思いましたが、観光目的で行くなら問題ないですよね。
バス(お風呂)とトイレは別になっていて、部屋の内装もきれいだったので満足でした。
かどや大街道店
松山空港から大街道へ夜に到着したので、「かどや大街道店」でごはんを食べることにしました。
このお店を選んだのは、宿泊先「ホテルビスタ松山」のすぐ近くだったのも理由です。
「鯛めしとさつま御膳(2,400円)」を1人カウンターで頂きました。
- 鯛めし:醤油だしと生たまごをかき混ぜ、鯛(たい)の刺身と薬味をいれて、ご飯にかけ食べる。
- さつまめし:鯛(たい)の焼き魚の身を麦みそとだしですり合わせた汁を、麦飯にかけて食べる。
"鯛めし"も"さつまめし"どちらも美味しい……ただ予想外に「さつまめし」がめちゃくちゃ美味しかったですね。
松山にこんな料理があったとは……。
鯛めしはもう食べなくてもいいかなと思いましたが、また松山にきたら必ず"さつまめし"を食べたいと思うほどハマりましたね~。
松山駅から今治駅へ
2日目は「今治里山スタジアム」へ!
宿泊先の「ホテルビスタ松山」からJR松山駅まで歩いて向かいます。
大街道から歩くのが遠い場合は、路面電車の「伊予鉄道市内線」や「伊予鉄バス」が松山駅まで走っているので、利用しましょう。
松山駅から今治駅までJR電車でアクセスします。
特急なら40分前後、在来線だと1時間15分くらいかかるので、特急に乗ってしまうのがおすすめです。
運行本数が少ないので、事前に発車時刻を調べてから行くのがよいですね。
今治駅に8時45分に到着です。
オープニングセレモニーは13時開始ですが、早めにスタジアムへ到着したいので、今治駅を9時50分に発車するバスに乗ろうと考えていました。
以前"里山スタジアム"のとなりにある「ありがとう.サービス夢スタジアム」で観戦したときは、バスの時間に間に合わずタクシーを利用しました。(参考:ありがとう.サービス夢スタジアムで観戦)
試合開始やJR電車、バスの時間をぴったりと合わせるのは難しいので、駅前に待機しているタクシーを利用するのもよいでしょう。
今後はFC今治ホームゲーム開催時に、今治駅からバスの運行本数が増えることを期待しています。
今治駅での待ち時間
バスの発車時刻まで時間があるので、朝食もかねて今治駅直結の「LITTLE MERMAID」に入ることにしました。
店内ではゆったりできたので良かったです。
"フォカッチャ(キノコグラタン)"と"デニッシュバーザクザクシュガー"とブレンドコーヒーを注文。
今治駅からイオンモール今治新都市へ
バスの発車時刻が近づいたので、今治駅東口にあるバスのりばに向かいます。
今治駅から里山スタジアム直行バスがないので、スタジアム最寄りの「イオンモール今治新都市行き」のバスを利用します。
今治駅からイオンモール今治新都市まで10分ほどで到着。
運賃は250円、現金払いのみでした。
帰りのイオンモール今治新都心→今治駅行きのバスも同じところから出ています。
帰りのバス(イオンモール今治新都市→今治駅)
帰りのバスの時刻表を確認しておきましょう。
バスの運行本数が少ないのが不便ですね…。
スタジアムから今治駅まで歩くとなると1時間くらいかかるので、バスかタクシーしか選択肢がないのです。
以前にスタジアムから今治駅まで歩いてみましたが、徒歩1時間はきつかったですね。(笑)
また試合開催日は混雑するので、バスに乗れない場合もあります。
実際に今回の観戦のあと、16時12分発のバスに乗ろうとしたら、満員で乗れないひとも居ました…。
バスの時間まで待てない、混雑をさけたい場合には、タクシー配車アプリを使うのが便利です。
イオンモール今治新都市から里山スタジアムへ
今回はイオンモール今治新都市と里山スタジアムを循環する無料シャトルバスが運行していました。
ただスタジアムはすぐ近くにあるので、上図のようにバスに乗らず歩いていくことにしました。
バスを降りて大通りに出ると、丘の上にのぼる階段があります。
バスを降りて、歩いてきた道を振りかえったのが上の写真です。
FC今治"のぼり旗"のある階段をのぼっていきましょう。
階段で丘の上にいくと、こんな感じ。
"今治市営スポーツパーク サッカー場"の奥に「今治里山スタジアム」が見えるので、道なりに進んでいきましょう。
以下では、上図のルートを歩いて現地の様子を紹介します。
今治里山スタジアム周辺
イオンモール今治新都心からあるいて里山スタジアムのゴール裏北側に到着しました。
現在地は上図右側の「ゴール裏北側」の場外です。
スタジアム場外から里山スタジアムのメインスタンドが見えますね。
まずは下図のようにゴール裏北側から、東側へ歩いてみましょう。
スタジアム場外のバックスタンド側(東側)に来ましたが、特に何もありませんでした。
バックスタンド後ろは通り抜けもできないので、下図のように西側のメインスタンドの方へ行きましょう。
メインスタンド北側の広場に到着しました。
前方には2022年シーズンまでFC今治がホームとして使用した「ありがとうサービス.夢スタジアム」が見えますね。(以下、夢スタ)
メインスタンドを横から見ます。
このまま"夢スタ"の方まで行ってみましょう。
ゴール裏北側から歩いてきた道を振りかえったのが、上の写真です。
こちらはメインスタンド前の関係者用駐車場です。
"夢スタ"のある丘の上にのぼりました。
上図が"夢スタ"です。
丘の上から「今治里山スタジアム」の全景が見えました!
到着したときは雲が多かったので残念でしたが、天気がよいと圧巻の景色になりそうですね。
再びメインスタンドの前に降りてきました。
メインスタンドはFC今治カラーのネイビーとイエローが配色されています。
個人的に外観はあまりかっこよくないですね…。
もう少し斜めの角度から。
スタジアム南側から場内へ
スタジアム南側の入口から場内へ入ります。
今治里山スタジアムは北側と南側2か所に入口がありますが、こちらはチケットが不要な入口です。
上の写真で"堀(ほり)"の向こうがチケットで入場できるスタジアム場内になります。
スタジアムの内と外が堀(水路)で区切られているなんて新鮮ですね!
ゴール裏南(チケット不要)
南側の入口から、ゴール裏南の場内(チケット不要エリア)を進んでいきます。
こちらはメインスタンド南側の入場ゲートです。
ゴール裏南の場内(チケット不要エリア)は舗装がされておらず、土のままとなっています。
雨の日はくつが泥で汚れないように注意ですね。
丘の上にメインスタンドが見えました。
ゴール裏南にもキッチンカーがいくつか出店されていますね。
トイレがありました。
トイレのコンテナは東京2020オリンピックで使われたものを再利用しているそうですよ。
バックスタンド南側の入場口の近くまでやってきました。
バックスタンド(チケット不要)
バックスタンド場内(チケット不要エリア)を進んでいきます。
スタジアム内外が水路で区切られているなんて……驚きですね。
バックスタンド側にできている行列の正体は…スタジアムグルメです。
なんと今日はサッカー日本代表の専属シェフで有名な西さんが提供する「ニシズキッチンの代表カレー」が出店されていたのです。
今日は代表カレーが食べたいと思っていたのに、あまりの行列で並ぶのやめました。
こちらはバックスタンドに立つ照明塔です。
里山スタジアムは丘の上にあるので、バックスタンド側は"今治の街"を一望できますよ。
バックスタンドを正面から。
こちらにスタジアムグルメブースがずらーっと出店されています。
「IMABARI」のサインが設置された撮影スポットもあるのです。
バックスタンド側にはちょっとした飲食ができるイスやテーブルが置いてありますね。
この水路は雨の日はどうなるんでしょう…?
水がたまって川のようになったら面白いですね。
ゴール裏北(チケット不要)
こちらはバックスタンドとゴール裏北スタンドを区切る、ピッチへの入場口です。
選手はここから入場しませんが、関係者や資機材の出入り口になっています。
ゴール裏北側(チケット不要エリア)を進んでいきます。
南側と同じように、地面は舗装されていない土のままとなっています。
メインスタンドが近くなってきました。
メインスタンド北側の入場ゲートに到着です。
里山スタジアムの中に入る
スタジアム周りを1周できたので、メインスタンド北側からスタジアムの中に入りましょう。
メインスタンドの立派な屋根です。
ほとんどの座席が雨に降られないかもしれない…素晴らしいですね。
ゴール裏のコンコースを進んでいきます。
再びメインスタンドをみましょう。
J3のチームとしては立派すぎるスタジアムができましたね。
ゴール裏正面から。
ゴール裏の中央からメインスタンド方面を見ます。
こちらはゴール裏の中央からバックスタンドを見ます。
なんとゴール裏にも車いす観戦スペースが設けられています。
バックスタンドを近くから。
もう少し近づいて横から。
スタンドとピッチはもちろん近く、驚きなのはスタンドからピッチへ簡単に入れてしまいそうなスタンドの低さですね。
最後にもう一度メインスタンドをみましょう。
何度みてもやっぱり新しいスタジアムはワクワクしますね。
メインスタンド
メインスタンドの中に入っていきます。
メインスタンドの座席は仮設のような鉄骨造りで、コンクリート構造物の上に"乗っかっている"感じです。
将来的な座席の拡張を考えて、撤去しやすい造りになっているのだと思われます。
メインスタンドからみた関係者用駐車場と"ありがとうサービス.夢スタジアム"です。
こちらは裏側から見た座席です。
工事現場みたいですね。
メインスタンドの通路です。
メインスタンド1階中央の座席は、クッションやひじ掛け、ドリンクホルダーがあるプレミアムシートになっているのです。
なんと、こちらは選手が使うベンチです。
ベンチが客席スタンドと一体化しているスタジアムは日本初。
ゴール裏南~バックスタンド
ゴール裏南からバックスタンドまで行ってみましょう。
ゴール裏の中央からピッチを見ます。
ゴール裏の中央からメインスタンドを見ます。
こちらはバックスタンドです。
ゴール裏南とバックスタンドをつなぐ通路です。
ゴール裏北側とバックスタンドはつながっていませんが、ゴール裏南側からはバックスタンドにアクセスできる構造となっているのです。
バックスタンドの座席には背もたれとドリンクホルダーが付いています。
座席の間隔もあるので、ゴール裏よりも快適に観戦できるように配慮されていますね。
バックスタンド中央から、正面にメインスタンドを見ます。
こちらからのアングルもかっこいいですね~。
バックスタンドの中から座席を見てみましょう。
メインスタンド2階で観戦
今回はメインスタンド2階指定席(W04ブロック L列 01番)で観戦です。
メインスタンド2階の座席は、1階やバックスタンドと比べて簡素な造りとなっていました。
将来的にスタンド拡張のために、座席の撤去を想定しているため、コストを抑えた座席にしているのだと考えられますね。
メインスタンド2階(L列)は、スタンドに近いサイドはよく見えるけど、逆サイドはやや遠く感じる印象でした。
ピッチ(フィールド)全体の選手は見えるものの、逆サイドになると細かいプレーはやや見えにくいといった感じです。
ただ陸上競技場と比べれば、十分に臨場感がありますし、素晴らしい観戦環境ですね。
スタジアムグルメ
スタジアムグルメは、今治のB級グルメ「焼豚玉子飯」(600円)にしました。(買ったときのできたてが美味しそうだったのに、運ぶときに玉子が崩れてしまった…。)
シンプルで自分でも作れそうなメニューですが、やっぱり美味しいですね。
今治のグルメ
スタジアムオープニングセレモニーが終わったあと、夜ごはんは今治駅近くの「白楽天」で食事をすることにしました。
今治B級グルメ"焼豚玉子飯"で有名な人気店です。
なんと昼にスタジアムで食べたのに、夜も食べることにしたのです。
というのも、夜は"白楽天"と最初から決めていました。
スタジアムではニシズキッチンの代表カレーを食べられなかったので、それなら昼も夜も"焼豚玉子飯"にして食べ比べてみようと思ったのです。
"焼豚玉子飯"は単品がなかったので、揚げ餃子とサラダが付いたCセット(1,200円)を注文。
きれいに玉子が2つ乗って美味しそうですね。
…でもおいしいんだけど、期待していたほどでもはなかったな…という感じでした。
有名店だからスタジアムグルメとは違う特別な美味しさがあったり、肉厚なのかな…と思っていましたが、スタジアムで食べた"焼豚玉子飯"とあまり変わらなかったですね。
「今治まで来たからには"焼豚玉子飯"を食べたい」という場合には、白楽天に行かなくても、スタジアムで十分に堪能できると思います。
松山のグルメ
土曜→日曜と"ホテルビスタ松山"に連泊し、3日目は松山市内のグルメで締めましょう。
松山の"鍋焼うどん"といえば、まず名前が挙がる老舗の有名店「アサヒ」です。
10時40分くらいに伺ったところ、先客は1名ですぐに入れました。
玉子入り鍋焼うどん(800円)を注文。
観光地の有名店って思ったより大したことない場合もあるのですが、、"アサヒ"の鍋焼うどんは良い意味で大きく裏切られました。
甘めのだし汁が絶妙な味わい、うどんだけでなく具材にも汁の味が染みこんで深い味わいがありました。
「こんなにおいしい鍋焼うどんがあるのか…」と思うほど、感動的な美味しさでしたね。
帰りは松山市駅から空港リムジンバスを利用しました。
松山空港では、またもや1日目と同じお店の"かどや"で食べることにしました。
1日目に初めて食べた"さつまめし"が美味しかったので、もう一度食べたいと思ったのです。
"鯛めし"ではなく"さつまめし"が食べたかったので、今回は"宇和島づくしさつまめし膳"(1,800円)に。
2度目もやっぱり美味しい"さつまめし"でした。
最後に、松山空港でお土産を買うなら下記がおすすめです。
- 中村屋まんじゅう
- 一六タルト
- 母恵夢(ぽえむ)
まとめ
「今治里山スタジアム」は、自然豊かな場所で今治の街を一望できる素晴らしいスタジアムだと思いました。
同時に、まだ完成していないと思わせる部分がたくさんあり、これからFC今治がJ2・J1へ昇格していくに伴い、サポーターと共に発展していく未来を感じました。
最初から完璧なスタジアムではなく、チームの成長とともにスタジアムも成長していき、サポーターがスタジアム作りのストーリーに参画できるのは素晴らしい試みですね。
岡田武史 氏によると、スタジアム建設に際して、建設会社には資金面で相当な無理を言ったようなことをおっしゃっていました。
資金が少ないクラブだからこそ、あえてスタジアムを完璧につくりこまず、サポーターと一緒に作りあげていくのは今の時代に合ったブランディングだと感じます。