2019年5月3日
J1リーグ 第10節
サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス

ゴールデンウィークに「エディオンスタジアム広島」へやってきました!
色々な面で評判の良くないスタジアムですが、今日は実際に行ってみて確かめたいと思います。
ところで広島市の中央公園広場に新スタジアムの建設が決まりました。
2024年シーズンの開業を目指すということで、まだ先は長いですが胸が高まりますね。
新スタジアムの建設地は広島駅から徒歩30分程度で行ける立地で周辺の交通機関も発達しているので、アクセス面が特に改善されます。
■新スタジアムの建設地
スタジアムへのアクセス
ここからは現在のサンフレッチェ広島のホームスタジアム、エディオンスタジアム広島のアクセスをご紹介します。
シャトルバスを利用
まずは広島駅・ゆめタウン廿日市から完全予約制のシャトルバスが出ています。
ゆめタウン廿日市は広島市中心部から宮島方面へ少し離れた位置にありますので、県外から来られる方は広島駅から乗車するのがよいと思います。
わたしも広島駅からシャトルバスを利用しようと思い、数日前に予約を試みましたが満席でした。
キックオフ3時間前と1時間15分前の2便しか運行していないので、シャトルバスを利用したい方は早めに計画しておいた方が得策ですね。
また広島駅から割と近い場所にある横川駅からもシャトルバスが出ています。
こちらは10分間隔で運行していて予約も必要ないようですので、自分の行きたい時間に行けるという点ではこちらの方が良いかもしれません。
路線バスを利用
県庁前の広島バスセンター4番乗り場からは路線バスが出ています。
こちらはスタジアム最寄りのバス停まで25分、バス停からスタジアムまで徒歩10分というルートです。
広島空港から
県外から広島空港を利用して来られる方は、空港からリムジンバスを利用、中筋駅で降車して、アストラムラインに乗り換えて下記のように広島広域公園駅まで行くルート、もしくは広島中心部まで出て上記のシャトルバス・路線バスに乗り継ぐのがよいでしょう。
電車を利用
最後に、私が今回利用した、広島駅から電車を乗り継いで行くルートになります。
まずは広島駅からJRを利用して大町駅あるいは新白島駅に行きます。
そこでアストラムラインに乗り換え、広域公園前駅まで1本で到着です。
また広島駅でなくとも、平和記念公園近くにある本通駅はアストラムラインの始発駅ですので、電車1本で座っていきたいという方は本通駅から乗車するのもよいかもしれませんね。
わたしは今回、新幹線で広島駅まで来ましたので、そこからすぐにJRに乗り換えて広域公園前駅まで向かいました。
広域公園前駅からスタジアムへ

広島駅から50分近くかけて広域公園前駅に到着です。
アストラムラインに乗車したのはキックオフ1時間半くらい前でしたが、満員電車のような混雑具合でした。

広域公園前駅の改札前にはサンフレッチェ広島のユニフォームが展示してありました。
今年のユニフォームは悪くはないのだが、やはり上は濃い紫の方がいいですね。

広域公園前駅を出て、歩道橋を渡ります。

歩道橋を渡り反対側の道に行くと、長い行列の先にのぼり坂が見えます。

上り坂をしばらく歩くとスタジアムが見えてきました。
"厳しい登り坂がだらだらと長く続く"などと過剰な表現で記事を見たことがありますが、わたしが実際に行った感想は、「厳しいという程の登り坂でもなく、大したことはありませんでした。」
個人差はあるでしょうが、スタジアムに足を運んで来られるような元気な方にはそれほど苦ではないと思いますよ。

公園の敷地に入って、徐々に人の集まりで賑わいが出てきました。

スタジアムが大きく見えてきました。
並木道の奥には小さくエディオンスタジアム広島の文字が見えます。
広島平和記念資料館から直線上に原爆ドームが見える演出を思い出しながら、スタジアムへ向かっていきます。
このスタジアム前の並木道は、"スタジアムへ向かう道"という象徴性が感じられ、すごく気に入りました。

並木道を抜けてスタジアム前に到着しました。
広域公園前駅からスタジアムまでは徒歩10分程度です。
スタジアム周辺のお店
スタジアム周辺には飲食店や商業施設がほとんどありません。
ただ、別の記事で「コンビニなどの店舗はありません」と書いている方がいましたが、「コンビニはあります!」スタジアム方面ではないので事前に調べないと確かに分からないと思いますが、ファミリーマート大塚西四丁目店があります。

スタジアム入場前にメインスタンド前の広場の写真を一枚。
広島市中心部からは離れていますが、自然に囲まれた魅力のあるスタジアムだと思います。
メインスタンドS指定席で観戦

座席は、帰りの混雑を想定してメインスタンドのS指定席にしました。
狙っていたメインスタンド中央の座席が空いていなかったので、今日はアウェイ寄りの座席に。

ホームゴール裏の電光掲示板に歴史を感じますね。
リーグ優勝を幾度も成し遂げたチームがまだこんな古い電光掲示板を使っているとは驚きです。

サンフレッチェ広島のウォーミングアップが始まりました。
ゴール裏がせまいのと、電光掲示板の柱が邪魔しているからなのか、サポーターはゴール裏斜め方向から応援するスタイルです。

こちらはアウェイゴール裏の横浜Fマリノスサポーターです。
電光掲示板はホームゴール裏よりも新しいですが、画面が小さくてすごく見づらい…
マリノスサポーターは遠方に関わらず多くの人がスタジアムに駆けつけていますね。
応援も迫力があり、今日もアウェイですが応援ではホームチームを圧倒していたと思います。

現在3位の強敵サンフレッチェ広島に、横浜Fマリノスのアタッキングフットボールが通用するのか、見応えのある試合です。


こちらはメインスタンドの座席を見た写真です。
私の座席は、13時~15時頃までは日差しを遮っていましたが、後半開始の15時頃より完全に日光が当たるようになりました。
スタジアムの標準仕様は、ゴールに相対する方向が南北、メインスタンドが西側となっておりますが、ここエディオンスタジアム広島はメインスタンドが南東方向、ゴール裏方向が南西と北東方向を向いています。
なので他のスタジアムとは異なり、メインスタンドも逆光となってしまう時間帯が生じてしまいます。

試合は横浜Fマリノスの仲川輝人選手の令和初ゴールを守りきり、1-0で横浜Fマリノスの勝利となりました。
あまり評判の良くないエディオンスタジアム広島ですが、初めてスタジアムに行ってみた感想としては、ほとんどの座席に屋根が無いので、雨が降ると確かに大変そうだなと思いました。
ただJ2やJ3に広げて考えるとこのようなスタジアムは他にもたくさんあるので、問題はJ1のチームで、これだけの大観衆が入るスタジアムでありながら、屋根が少ししか架かっていないことですね。
晴れていれば許容できる範囲だと思いますが、春秋で少し寒い時期に雨が降ってくると、スタジアム内に逃げ場が少ない、帰ろうにもルートが限られているので大観衆のときは混雑で進まないといったことが予想されます。
今日は晴れていましたし、試合終了後すぐにスタジアムを出て広域公園前駅に向かったところ、割とすぐに電車に乗ることができました。
エディオンスタジアム広島は改善点のあるスタジアムではありますが、私は今回観戦してみて、素晴らしく魅力的なスタジアムだと感じました。
それではまた次回!