2021年4月25日
J2リーグ 第10節
大宮アルディージャ vs FC町田ゼルビア
今日はサッカー専用の「NACK5スタジアム大宮」で観戦です!
はじめて大宮で試合を観たときは、ピッチの近さと観やすさ、臨場感に感動した記憶があり、非常に楽しみ。
今日の試合は、新型コロナウイルス感染流行の影響により緊急事態宣言が発令されたことで、急遽アウェイ席が廃止。
そのため、FC町田ゼルビアサポーターは直前になって応援に行けなくなってしまうという…残念な状況でしたね。
この記事でわかること
- 大宮駅からスタジアムまでの道のり
- スタジアムグルメ
- メインスタンドS指定席で観戦
大宮駅から徒歩でアクセス
NACK5スタジアム大宮は、大宮駅東口から徒歩約20分程度。
大宮駅東口の北出口を出ると「すずらん通り」というアーケードがあるので、ここを通って行きます。
「すずらん通り」を抜けて左折し、少し歩くと「一番街」交差点があります。
そこを右折して「一の宮通り」を進んでいきましょう。
大宮駅東口周辺は、先ほど通った「すずらん通り」や、その他にも飲食店や居酒屋が豊富にあるので食事は困らないですね。
ただ色々ありすぎて迷ってしまいます。
今日は素直にスタジアムグルメにしましょう。
側溝のふたや街灯の柱は大宮アルディージャカラーのオレンジになっていますね。
「一の宮通り」を抜けると、「氷川神社入口」交差点が現れました。
ここの参道を入っていきましょう。
偶然にも大宮アルディージャのトラックが通ったので、とっさに写真を撮る。
交差点を渡り、氷川神社参道に入ります。
ちなみにこの「氷川神社参道」はさいたま新都心から約2キロ続く、日本一長い参道です。
氷川神社の入口に到着です。
この鳥居を入っていくと、西サイドスタンドのGate1まで行くことができます。
しかし今回は氷川神社には入らず、敷地外の道路を通っていきましょう。
大宮公園の入口に到着。
ここから入ってもGate1に行けますが、ここも通り過ぎます。
NACK5スタジアム大宮の周辺
ホームゴール裏の西サイドスタンドが見えてきました。
ここからGate1に行ってみましょう。
階段をのぼって、Gate1へ到着。
Gate1はバックスタンドと西サイドスタンドの間にあります。
ここから入るとすぐ近くにスタジアムグルメが揃っているので、便利ですよ。
今日の座席はメインスタンド。
Gate1から入場せずに、バックスタンドの後ろを通って、反対側のメインスタンドまで行きましょう。
こちらはアウェイゴール裏の東サイドスタンドです。
東サイドスタンドの前に駐車場があるので、車で来場する場合は、ここに駐車できれば良いですね。
メインスタンドの前まで来ました。
「NACK5スタジアム大宮」は閑静(かんせい)な住宅地に隣接しているスタジアム。
建物はコンパクトで圧迫感を感じさせない優しい印象です。
それではメインスタンド前のGate2から入場しましょう。
Gate2はゴール裏の東サイドスタンドです。
スタジアムの中を1周
スタジアムの中に入りました。
まずはゴール裏。
ここは立見席になっています。
スタジアム内は各スタンド間を自由に通れるようなので、まずは1周してみましょう。
ゴール裏からピッチを見ます。
素晴らしい眺め。
こちらはメインスタンド。
屋根は少しだけかかっていますね。
通路より上層の座席で、かつ中央寄りは雨に降られないと予想されます。
こちらはバックスタンド。
はじめて大宮に観戦に来たときは、バックスタンドの真ん中で観戦しました。
その当時は選手が間近でプレーしていて、ワクワクしたことを良く覚えています。
ゴール裏の立見席はこんな感じ。
長時間座ってるといつも疲れるので、たまには立って観戦も良さそうですね。
バックスタンドの座席は、個別席になっていて背もたれも付いています。
座席の間隔もしっかり空いているので快適に観戦できますね。
バックスタンドからメインスタンドを眺めます。
こちらは東サイドスタンド。
こちらはホームゴール裏の西サイドスタンド。
大宮のスタジアムグルメ
Gate1近くのスタジアムグルメ「橙屋台」を見つけました。
敷地がせまいので、キッチンカーは4台と少なめ。
「橙屋台」ではなく、今日は元々決めていた西サイドスタンド下にある「宮木牧場」にしましょう。
大宮のスポンサーがdocomoだから、QR決済はd払いのみです。
PayPayやLINEpayは使えません。
「黒毛和牛温玉のせピリ辛牛すじ煮込み丼」(800円)を注文。
座席に着く頃に袋の中で丼ぶりがひっくり返ってしまい、牛すじ煮込みが少しぐちゃぐちゃに。
写真のイメージと違いますが、安定の美味しさ。
これは人気でますね。
メインスタンドS指定席で観戦
メインスタンドへ入りましょう。
メインスタンドの通路はご覧のように手すりで区切られていて、一方通行になっています。
今日はメインS指定席の7列178番。
通路の目の前なので、人が絶え間なく目の前を通るのがすごく気になりました。
写真を撮りたいタイミングで人が通る。
視界をしばしば遮られるので落ち着かない。
「NACK5スタジアム大宮」は基本的にどの座席でも良いはずですが、通路が目の前にあるメインスタンド7列目の座席はおすすめしません!
とは言っても、ピッチが近くて最高の観戦環境ですね。
高揚感が増してきます。
FC町田ゼルビアの選手がウォーミングアップのため、ピッチに入りました!
今度は大宮アルディージャの選手がピッチに入ります。
大宮アルディージャはリーグ第9節時点で2勝2分5敗と下位に低迷しており、今のところ4試合勝っていません。
サポーターからは「俺らは悔しい。泥臭く勝利に貪欲に」という厳しいお言葉の書かれた横弾幕が掲げられていますね。
町田ゼルビアスタメンの10人によるボール回し。
前線の中島祐希・平戸太貴・長谷川アーリアジャスール・吉尾海夏・髙江麗央はよく知っている選手なので特に期待しています。
佐野海舟選手は、お父さんが「勝海舟」好きなのかな?と思う古風な名前。語呂が合っていますね。
両チームの選手が入場しました。
こちらはFC町田ゼルビアのスターティングメンバーです。
長谷川アーリアジャスールと中島裕希、深津康太の3選手はカメラ目線のような気がしますが、気のせいでしょうか。
こちらは大宮アルディージャのスターティングメンバー。
キーパーユニフォームのパンツとソックスがオレンジなのはすごく違和感があるのですが…。
大宮アルディージャのキャプテン三門雄大と、FC町田ゼルビアのキャプテン平戸太貴によるコイントス。
三門雄大は横浜Fマリノスで4シーズンを過ごし、2018年に大宮へ移籍。
早くも4シーズン目に入り、大宮の中心選手になっています。
平戸太貴は鹿島アントラーズからの期限付き移籍で加入し、2018年に大活躍しブレイク。
一度鹿島に戻るも、再び町田に戻ってきて、今では町田ゼルビアの"顔"となっています。
大宮アルディージャ | FC町田ゼルビア |
GK フィリップ クリャイッチ | GK 福井 光輝 |
DF 山田 将之 | DF 三鬼 海 |
DF 西村 慧祐 | DF 深津 康太 |
DF 櫛引 一紀 | DF 高橋 祥平 |
MF 翁長 聖 | DF 奥山 政幸 |
MF 小島 幹敏 | MF 髙江 麗央 |
MF 三門 雄大 | MF 佐野 海舟 |
MF 小野 雅史 | MF 吉尾 海夏 |
MF 柴山 昌也 | MF 長谷川アーリアジャスール |
FW 矢島 輝一 | MF 平戸 太貴 |
FW 中野 誠也 | FW 中島 祐希 |
前半キックオフ。
町田ゼルビアが前半序盤に猛攻を仕掛ける。
早い時間に得点を取りたいという思惑があったのか、前線に圧力をかけ、何度か惜しいチャンスを生み出しますが得点には至らず。
写真に写っている大宮アルディージャ43番の左サイドバックは、FC東京から期限付き移籍中の山田将之。
本職はセンターバックのはずですが、今日はサイドバックです。
元々サイドの選手ではないので、オーバーラップなど上下の動きは少なかった印象でしたね。
おそらくペナルティエリアのラインより深い位置には一度も入らなかったのではないかな。
しかしセンターバックを本職とする選手なので、空中戦の競り合いは見事でした。
柴山昌也は大宮ユース出身で今年トップ昇格を果たしたルーキーです。
躍動的で若さあふれるプレーを見せていました。
前半中盤になると、試合の流れが徐々に落ち着き始め、大宮がボールを持つ時間が多くなってくる。
ただ大宮は選手間の連携が上手くいっていない。
ボールは持っても町田ゼルビアの守備を崩せない。
一方で町田ゼルビアはチーム全体が連動性のある動きで大宮ゴールに迫る。
そして前半37分、町田の前線への縦パスを大宮DFの西村慧祐がインターセプトするも、ボールがこぼれ、町田の長谷川アーリアジャスールが拾い、ゴールへ向かう。
右サイドに構えた平戸太貴へパスを送り、左足でシュート。
大宮のキーパーが弾いたボールを中島祐希が流し込み、町田ゼルビアが先制点!
前半は町田ゼルビアの前線3枚(平戸太貴・長谷川アーリアジャスール・吉尾海夏)の機動力や個人技、連携面が光っていたように思います。
それと中盤後方から組み立てる髙江麗央のビルドアップも安定していて、効果的だったのではないか。
大宮は流れを変えるため、後半開始からDF山田将之とMF柴山昌也に代えて、DF馬渡和彰とMF黒川淳史を投入。
後半に入ると流れが変わる。
前半よりも大宮が押し込む展開となりました。
しかし55分、大宮の小島幹敏が翁長聖とのワンツーで左サイドの深い位置まで抜け出し、決定機を作り出すも、ゴール前で待つ中野誠也の合わせたボールはゴールポストに。
これを外したらもうチャンスは来ないだろうと思うようなミスでした。
町田ゼルビアのポポヴィッチ監督は試合中よく声を出しています。
審判に対してはよく抗議をしている。
選手に対しては「ブラボー」という褒める言葉が多い。
よく指示をするのは、ディフェンスラインがボールを持ったとき。
「ぎゃくー!」と日本語で逆サイドへの展開を促します。
平戸太貴が途中交代でピッチの外に出た時は、抱擁して笑顔で讃えているようでした。
町田ゼルビアは現在の順位が示しているように、監督と選手の間には信頼関係が築かれていて一体感のあるチームになっているように感じましたね。
その後も大宮は特に決定機を作り出せず、町田ゼルビアが1-0で勝利。
これでFC町田ゼルビアは5位に浮上。
一方で大宮アルディージャはJ3自動降格圏の21位まで転落。
まだシーズンは始まったばかりではあるものの、大宮サポーターは冷や冷やしていることでしょう。
試合終了後にピッチを一周し、スタンドへ挨拶する大宮アルディージャの選手たち。
当然負けたから浮かない表情です。
ここ数試合も勝てていない状況の中、順位は降格圏まで落ちてしまったため、調子が良くないときのチームの雰囲気がすごく伝わってきました。
メインスタンドではおじさんが怒鳴っていた。
バックスタンドではおじさんが「いつ勝つんだよ」とボヤいていた。
この悪いチーム状況を抜けだせるか、今後注目ですね。
「NACK5スタジアム大宮」は住宅街の和やかな雰囲気のなかで、間近に選手のプレーを観ることができる素晴らしいスタジアムでした。
それぞれのスタジアムに特徴があって良いところがあるものの、「サッカーを観る」という点に関して言えば、東日本で一二を争うスタジアムではないかと思います。
それではまた次回!