スタジアム概要
スタジアム名称 | 豊田スタジアム |
ホームチーム | 名古屋グランパス |
着工 | 1998年12月 |
竣工 | 2001年6月 |
収容人数 | 44,380人 |
所有 | 豊田市 |
運営管理 | 株式会社豊田スタジアム |
設計者 | 黒川紀章建築都市設計事務所 |
施工者 | 大成建設・清水建設・矢作建設工業・太啓建設・豊田総建・三栄工業JV |
建設費 | 451億円(土地購入費、公園整備費含む) |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記のとおり。
タップして該当箇所へ
豊田市駅から徒歩
豊田市駅から徒歩約20分です。
名古屋駅から豊田市駅まで電車で1時間ほどかかります。
車でアクセス(駐車場)
「TOYOTA STADIUM|豊田スタジアム」では、駐車場の台数は地下駐車場:116台、南駐車場:342台、東駐車場南側:129台と記載されています。
しかし下記の注意点があり、試合当日は駐車できないと思っていた方がよいでしょう。
普通車は通常、3時間まで無料です。それ以降は30分ごとに150円の料金が必要となります。大型車は入場時から3時間ごとに1,000円となります。なお、イベント開催時にはご利用いただけない、あるいは主催者による日常時とは異なる運用となる場合がございますのでご注意ください。
豊田スタジアム|よくあるご質問
車でアクセスする場合は、下記のサイトで「豊田スタジアム」と検索して駐車場を予約すると安心です。
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民間駐車場(三河商事)
下記の三河商事株式会社が運営している駐車場もスタジアムに近く事前に予約できるので便利です。(3,500円/日)
豊田スタジアム駐車場穴場!近くてグランパス戦で活躍! (toyotastar-parking.com)
座席の紹介
以下では、わたしが実際に現地で観戦した座席を紹介。
SS指定席
SS指定席は、メインスタンドのA指定席よりもスタンド中央寄りで観戦できる座席です。
臨場感があって試合通して満足度の高い座席です。
チケットの価格帯が高めなので、スタンド外側のA指定席に近い座席を選ぶと損した気分になるかもしれません。
SS指定席の中でもスタンド外側の座席は、逆サイドのゴール前の細かいプレーが見えにくい点に注意です。
SS指定席のデメリット
- チケット価格が高め
- 逆サイドゴール前のプレーは見えにくい
SS指定席のメリット
- 最寄り駅の「豊田市駅」に近いメインスタンド
- 臨場感のある試合を楽しめる
- 入場時に選手を正面から見られる
- ベンチの選手を近くで見られる(前方の座席)
- 雨に降られない座席がある(10列目以降を目安に屋根がある)
- 日かげで観戦できる
A指定席(メインスタンド)
A指定席はメインスタンドコーナーに位置する座席です。
ピッチに近く、ゴール前やコーナー近くは臨場感ある試合を楽しめます。
座席と逆サイドのピッチでのプレーは見えにくい点に注意です。
上図はA指定席20列目からの眺めです。
20列目からでも逆サイドのプレーは見えにくかったので、前方の座席はほとんど見えないと推測します。
ただ座席に近いゴール前のプレーは迫力があり、すごくワクワクしますね。
試合中の数少ないチャンスにかけて間近で選手のプレーを見たいかたには前方の座席もおすすめです。
A指定席のデメリット
- 逆サイドゴール前のプレーは見えにくい
A指定席のメリット
- 最寄り駅の「豊田市駅」に近いメインスタンド
- 臨場感のある試合を楽しめる
- 雨に降られない座席がある(10列目以降を目安に屋根がある)
- 日かげで観戦できる
- 隣接のSS指定席よりチケット価格が安い
C指定席
C指定席は、南サイドスタンド(上層)の指定席エリアです。
ゴール裏からピッチ全体が観やすい座席です。
前列の座席はピッチが近く臨場感もあるため、なるべく前の方の座席にするのがおすすめです。
ホーム名古屋グランパスの迫力ある応援を正面から体感できます。
2024年の開幕戦に行ったときは逆サイドに居ながら物凄い迫力がありました
バックスタンドの下層階にアウェイ指定席があるため、ホーム応援の場合は中央~メインスタンド寄りの座席を取るのがよいでしょう。
座席は背もたれ付きとなっています。
屋根がないため、雨の日は注意です。
C指定席のデメリット
- 屋根がないので雨に降られる
C指定席のメリット
- 前方の座席は臨場感のある試合を楽しめる
- ピッチ全体が観やすい
- 日ざしが逆光にならない
メイン3階指定席
メインスタンド3階はピッチ全体がよく見える座席です。
1階席と比較して臨場感がなくなるものの、試合全体の流れを細かく見たい場合におすすめです。
バックスタンド3階もメインスタンドと同じ価格帯・同じ位置ですが、メインスタンドは「豊田市駅」に近く、全座席が日かげになります。
メインかバックで迷ったら、メインスタンドがよいでしょう。
できる限りスタンド中央の座席を選ぶと、より試合が見やすくなります。
メイン3階のデメリット
- スタンド下層と比べると臨場感に劣る
メイン3階のメリット
- 最寄り駅の「豊田市駅」に近いメインスタンド
- 雨に降られにくい
- 日かげで観戦できる
- チケット価格が比較的安い
- ピッチ(フィールド)全体が見やすい
過去の観戦記
メイン4階指定席
メインスタンド4階は"鳥の目"のようにピッチを上から見られる座席です。
ピッチ全体は見えるものの、選手がすごく小さく見えます。
できる限りチケットを安く購入したいかたにおすすめです。
座席勾配は38度とかなりの急傾斜なので、高所恐怖症のかたはやめておきましょう。
また子供も恐がるので注意です。
4階最上部の座席はスタジアムの壮大なスケール感を味わうことができます。
メイン4階のデメリット
- ピッチ(フィールド)が遠く選手が小さく見える
メイン4階のメリット
- 最寄り駅の「豊田市駅」に近いメインスタンド
- 雨に降られない
- 日かげで観戦できる
- チケット価格が比較的安い
- ピッチ(フィールド)全体が見やすい
ゴール裏指定席(北側3階)
ゴール裏指定席の上層の座席は表記上「2階」となりますが、メイン・バックスタンドの3階にあたる座席です。
ピッチ(フィールド)全体はよく見えるものの、逆サイド(南側)のプレーは見えにくいです。
北側スタンドには一部に屋根がかかっているので、雨の日でも南側スタンドより快適に観戦できます。
ゴール裏(北側上層)のデメリット
- 逆サイドゴール前のプレーは見えにくい
ゴール裏(北側上層)のメリット
- 最寄り駅の「豊田市駅」に近いスタンド
- 屋根があり雨に降られにくい
- 屋根があり日かげになる座席が多い
- チケット価格が安い
- ピッチ(フィールド)全体が見やすい
過去の観戦記
ゴール裏指定席(南側)
ゴール裏指定席南側は、アウェイ指定席の隣にあるエリアで、最もチケット価格が安い座席です。
ピッチ(フィールド)に近く臨場感があり、ゴール前の迫力あるプレーを楽しめます。
ゴール裏(南側)のデメリット
- 屋根がないので雨に降られる
- 逆サイドゴール前のプレーは見えにくい
ゴール裏(南側)のメリット
- 臨場感のある試合を楽しめる
- チケット価格が安い
雨に降られない座席
メインスタンド1階席から屋根を見上げると、おおむね「9列目後ろの通路」の真上に屋根がかかっているイメージです。
20列目あたりは3階席スタンドが屋根となっています。
雨風が吹き込んでくることを考えると、1階席の中でも"20列目以降"は雨に降られない座席と言えるでしょう。
南側ゴール裏の座席は、上層スタンドが屋根になっている座席があり、後方の一部雨に降られない座席があります。
北側ゴール裏には屋根が架かっているため、南側ゴール裏とは異なり、雨に降られにくい座席が多いです。
スタジアムの特徴
- 収容人数が4万人を超える、球技専用スタジアムとしては国内で2番目に大きいスタジアム。
- 急勾配の座席がピッチを包み込むような感覚、臨場感が抜群によいスタジアム。
- 多目的に利用できるように、開閉式の屋根となっている。(2015年から運用停止)
- 鉄骨造にプレキャストコンクリートでカバーする構造。
- 4本の象徴的なマストで屋根を吊る構造。
豊田スタジアムだけでなく、豊田大橋もみどころのある建造物です。
河川敷とスタジアムに伸びる巨大なアーチが美しい景観をつくり出していますね。
収容人数が同規模の「ヤンマースタジアム長居」と同様にコンクリート打ち放しが印象的な外観となっていますが、建物の基本構造は純鉄骨造、プレキャストコンクリートで鉄骨をカバーしています。
縦にも横にも大きいヤンマースタジアム長居とは異なり、豊田スタジアムは間近で見ると、その高さに迫力があります。
夜はライトアップにより違う表情を見せ、魅力的な外観となります。
屋根を支える象徴的な柱
屋根を支える4本の支柱は、横から見ると直立ではなく、バランスをとるために外側へ反り返っています。
屋根と柱のバランスをとるケーブルの根元。
一見すると屋根に穴が開いているように見えますが、すきまはガラスでふさがれています。
急勾配の座席
豊田スタジアムの座席勾配は最大傾斜38度と、かなり急勾配となっています。
2階以上の全ての座席前には手すりが付いていて、写真でも急な勾配がよく分かると思います。
実際に現地に行ってみると、ピッチを見下ろすような感覚になります。
高所恐怖症の人は要注意。
開閉式の屋根
巨大な開閉式の屋根です。
屋根が閉まっても隙間があるので、4階席後部の座席は雨風が吹きこんでくる可能性があります。
維持管理費に莫大な費用がかかるため、2015年から開閉式の屋根は運用停止となってしまったようです。
メインスタンド中央の記者席
スーパールーム
ロイヤルVIPシート
レストラン「ヴェルデロッソ」
メインスタンド4階にはスタジアム併設レストラン「ヴェルデロッソ」があります。
【参考】
- TOYOTA STADIUM|豊田スタジアム
- 新建築|2001年9月号
- KISHO KUROKAWA architect & associates|プロジェクト