
スタジアム概要
スタジアム名称 | 静岡県小笠山総合運動公園スタジアム |
愛称 | エコパスタジアム |
ホームチーム | ジュビロ磐田 |
着工 | 1998年4月 |
竣工 | 2001年3月 |
収容人数 | 50,889人 |
所有 | 静岡県 |
運営管理 | 静岡県サッカー協会 |
設計者 | 佐藤総合計画・斎藤公男JV |
施工者 | 鹿島建設・竹中工務店・大林組・住友建設・銭高組ほか |
構造・階数 | SRC造・地下1階地上5階 |
延床面積 | 70,560㎡ |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記のとおり。
タップして該当箇所へ
愛野駅から徒歩

スタジアムの最寄り駅はJR愛野駅です。
ジュビロ磐田のホームスタジアムである「ヤマハスタジアム」最寄りの磐田駅から電車で10分程度の距離になります。
関東から新幹線を利用してくる場合は掛川駅で在来線に乗り換え、関西から来る場合は浜松駅で在来線に乗り換えがよいですね。
愛野駅からスタジアムまで徒歩約15分となります。
愛野駅からタクシー


愛野駅からタクシーを利用する場合は、所要時間は約4分が目安となります。
飛行機を利用
新千歳・出雲・北九州・福岡・鹿児島・那覇の各空港から富士山静岡空港へ飛行機を利用できます。
ただ運行便が少ないので試合に合わせた時間に空港へ到着するのは難しいかもしれません。
富士山静岡空港から島田駅までバス(所要時間:25分)が出ているので、島田駅から電車に乗り換えて愛野駅に向かいましょう。

また空港からタクシーを利用する場合は、所要時間は約37分が目安となります。
バスや電車を利用するよりも費用はかかりますが、最短30分ほどでアクセス可能です。
車でアクセス(駐車場)

エコパ公園内には、最大で4,366台の駐車が可能。
ただし「エコパスタジアム公式サイト」によると、Jリーグ開催時は、小笠山総合運動公園内にある駐車場は利用できません。
駐車場を利用したい場合は、下記サイトで「エコパスタジアム」と検索して駐車場を予約するのが便利です。
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座席の紹介

現地で観戦した体験をもとに座席の特徴を紹介します。

メインSS席

メインSS指定席は、エコパスタジアムの中では最もグレードの高い座席です。
メインスタンド中央からピッチ全体が比較的観やすいエリアです。
入場時は選手を正面から見られます。
メインSS席のデメリット
- チケット価格が最も高い座席
- 前方の座席は雨に降られやすい
メインSS席のメリット
- 入場時に選手を正面から見られる
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- 比較的臨場感がある
- 最寄り駅(愛野駅)に近い側のスタンド
メインS席

メインS席は、メインスタンド下層の比較的中央に近いエリアで観戦できる座席です。
SS席よりもチケット価格が安く、メインSA席よりもピッチ全体が比較的観やすいエリアです。
メインS席のデメリット
- チケット価格がやや高い
- 前方の座席は雨に降られやすい
メインS席のメリット
- 入退場する選手を近くで見られる
- 比較的臨場感がある
- 最寄り駅(愛野駅)に近い側のスタンド
- メインSS席よりも安く、メインSAよりも観やすい
メインSA席

メインSA席は、メインスタンド下層のコーナー寄りのエリアで観戦できる座席です。

入退場する選手の様子を間近で見られます。
メインSA席のデメリット
- メインSS席やS席よりもピッチ逆サイドが見えにくい
- 前方の座席は雨に降られやすい
メインSA席のメリット
- 入退場する選手を近くで見られる
- 最寄り駅(愛野駅)に近い側のスタンド
- メインSS席やS席よりもチケット価格が安い
バックJ席

バックJ席は、バックスタンドの前方7列のエリアで観戦できる座席です。
前方7列は可動式のスタンドで、サッカーの試合時にスタンドから引き出されて利用されます。
そのため座席勾配は緩く、ピッチレベルに近い目線となります。
バックJ席のデメリット
- 日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 雨に降られやすい
- 最寄り駅(愛野駅)から遠い側のスタンド
バックJ席のメリット
- ピッチレベルに近く臨場感がある
- メインスタンドよりチケット価格が安い
- バックスタンド中央から観戦できる
バックA席

バックA席は、バックスタンド下層の中央エリアで観戦できる座席です。
メインSS席やメインS席と同じ視点で観戦でき、メインスタンドよりチケット価格が安いエリアです。
昼間は日ざしが逆光になるのがデメリットです。
バックA席のデメリット
- 日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 前方の座席は雨に降られやすい
- 最寄り駅(愛野駅)から遠い側のスタンド
バックA席のメリット
- 比較的臨場感がある
- メインスタンドよりチケット価格が安い
- バックスタンド中央から観戦できる
バックD席

バックD席は、バックスタンド下層のコーナー寄りのエリアで観戦できる座席です。
サポーターズシートと同じくチケット価格が安価な座席エリアとなります。
バックD席のデメリット
- 南側は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 前方の座席は雨に降られやすい
- 最寄り駅(愛野駅)から遠い側のスタンド
バックD席のメリット
- チケット価格が安い
- 南側は日かげで観戦できる
2層目ホーム指定席

2層目ホーム指定席は、スタンド上層で観戦できる座席です。
ピッチ全体が観やすく、比較的チケット価格が安いエリアです。
屋根が架かっていて雨に降られにくいのも特徴です。
2層目ホームのデメリット
- 下層スタンドと比べて臨場感に劣る
2層目ホームのメリット
- チケット価格が安い
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- 日かげで観戦できる
- 雨に降られにくい
雨に降られない座席

以下では、スタジアムでの体験に基づき、雨に降られない座席の目安を紹介します。
上図のように、エコパスタジアムはスタジアム全体に屋根が架かっています。

上図は、バックスタンド下層の8列目から屋根を見上げています。
8列目の真上あたりに屋根の先端があるのが分かります。
上図は可動席が出ている状態(サッカーの試合)のため、可動席をスタンド内に閉まっている試合では、最前列の位置になります。
そのため、可動席部分(1~7列目)については、確実に雨に降られることが分かります。

メインスタンドも同様に、可動席が出ていない状態で、最前列の座席まで屋根が架かっているのが分かりますね。

上図は、メインスタンドの7列目(可動席が出ている場合は13列目)で観戦しています。
雨が降り始めた時、7列目はほぼ雨は当たらず、1~5列目(可動席が出ている場合は7~11列)あたりは雨に降られている様子でした。

ところが次第に雨風が強くなるにつれて、後方の座席まで雨に降られるようになり、通路前後の10~14列目(可動席が出ている場合は16~20列目)あたりまで雨に降られている様子でした。

またバックスタンド上層の座席は、最前列が下層スタンドの15列目(可動席が出ている場合は22列目)の位置に当たります。
そのため、上層の座席については、風が強くない限りは雨に降られる可能性が低いと言えるでしょう。
結論、スタンド下層は、中段の通路前後の位置まで雨に降られる可能性が高く、スタンド上層は、雨に降られる可能性が低いエリアとなります。
スタジアムの特徴
巨大な建造物でありながら軽さのある、自然と調和したスタジアム
エコパの愛称は公募から選出され、「エコー・歓声のこだま」と「エコロジー・環境」を意味する「エコ」と、「パル・仲間」「パーク・公園」の「パ」を合わせた合成語です。
小笠山の自然と山並みをイメージ

エコパスタジアムの観客席は2層式のスタンドとなっています。
座席には小笠山の自然をイメージしたグリーンを配色し、オレンジのウェーブで山並みがイメージされています。
可動式のスタンド

サッカーの試合では、陸上競技のときには収納されている可動式スタンドが引き出され、前方の座席はよりピッチの近くで観戦が可能となります。
上の写真は可動式スタンドが引き出された状態となります。
陸上トラックのレーンが間近にあることが分かりますね。
美しい屋根

エコパスタジアムの全面を覆う浮遊感のある膜屋根は、連続的なパターンの美しいアーチを描いています。
ゴール裏上部から見える景色は、圧巻の光景。
屋根構造はハイブリッドシステム(鋼管トラス梁、スティケーブル、膜を組み合わせた混構造)を採用。
出寸法が40mとなることから軽量化を図り、仕上げはテフロン膜が用いられています。
スタジアム周辺は自然豊かで緑があふれる

スタジアム周囲は緑が溢れていて、のんびりした雰囲気であり開放感があります。
約5万人収容の大規模なスタジアムですが、スタジアムの外観は軽さがあり、主張せずに周囲と調和しているようなデザイン。
重たい印象のコンクリートのスタンドの前に鉄骨トラスを連続したパターンで配置し、浮遊感のある膜屋根と合わせて軽さが生まれているように感じます。
過去の観戦記
【参考】
- エコパスタジアム公式HP
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.27(1)(334)