静岡市清水日本平運動公園球技場
スタジアム概要
スタジアム名称 | 静岡市清水日本平運動公園球技場 |
ネーミングライツ | IAIスタジアム日本平 |
ホームチーム | 清水エスパルス |
開場 | 1991年 |
改修 | 1994年7月~1995年5月 |
最寄り駅 | 清水駅・静岡駅・桜橋駅 |
収容人数 | 20,299人 |
所有 | 静岡市 |
運営管理 | 静岡市まちづくり公社 |
設計者(改修) | 大建設計 |
施工者(改修) | フジタ |
改修費 | 約39億円 |
敷地面積 | 約2.3ha |
建築面積 | 9,389㎡ |
フィールド面積 | 9,855㎡ |
フィールド | 135m×73m |
スタジアムアクセス
スタジアムへの主なアクセスは下記の通り。
清水駅からシャトルバス
清水エスパルスのホームゲーム開催時は、清水駅東口からシャトルバスが運行しています。
- 所要時間は20分~30分
- 運賃は大人320円/小人160円
入場者数が多い試合はシャトルバスを待つ行列ができるので注意です。
バスの運行本数は多いものの、わたしが以前に観戦した試合では、並んでから20~30分待って乗車できました。
シャトルバスはスタジアムの目の前まで乗せてもらえるので、一番便利なアクセス方法です。
静岡駅からシャトルバス
清水エスパルスホームゲーム開催時は、静岡駅北口17番乗り場(松坂屋の前)からシャトルバスが運行している場合があります。
- 所要時間は約40分
- 運賃は大人610円/小人310円
新幹線でアクセスするなら、清水駅などに乗り換えていく必要がないので便利です。
ただし2020年~2022年のコロナ禍では運行が廃止されていたので、最新情報は「清水エスパルス公式サイト」を確認しましょう。
桜橋駅から徒歩
桜橋駅は最寄り駅から歩いていくなら一番近いアクセスです。
とはいえ、かなりの距離があるので歩いていく人はほぼいないでしょう。(徒歩50分以上)
下記に当てはまる方におすすめのアクセスですね。
- バスの運賃を節約したい
- 運動もかねて歩きたい
- 清水の街を感じながらスタジアムに行きたい
清水駅から路線バス
「清水駅西口2番のりば(忠霊塔前行き)」から「日本平運動公園入口」まで路線バスが出ています。
- 所要時間20分程度
- 運賃は320円
- 概ね1時間に2本程度で運行
シャトルバスの行列を避けたいなら、事前に発車時刻を把握しておき、路線バスを利用するのもよいですね。
ただし「日本平運動公園入口」バス停からスタジアムまで徒歩10分ほどあるので、清水駅での待ち時間を考えてもシャトルバスでアクセスするほうがよいかもしれません。
清水駅西口からタクシー
清水駅からタクシーを利用する場合は、所要時間は約15分、運賃は約2,310円が目安となります。
静岡駅からタクシー
静岡駅からタクシーを利用する場合は、所要時間は約29分、運賃は約5,190円。
車でスタジアムへ
スタジアム周辺の駐車場を利用する場合は、「清水エスパルス公式サイト」の"パルチケ"で駐車券を購入しましょう。
公式サイトでは駐車券の価格が高い場所もあるので、下記のサイトで駐車場を予約するのもよいですね。
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座席の紹介
以下では、わたしが実際に現地で観戦した座席を紹介。
S指定席(メインスタンド)
S指定席(メインスタンド)は前方の座席は臨場感あふれる試合を楽しめて、後方はピッチ(フィールド)全体が見やすい座席エリアです。
前方の座席はピッチに近く臨場感抜群でワクワクします。
ただピッチに近い分、逆サイドの細かいプレーが見えにくいデメリットもあります。
S指定(メイン)のデメリット
- 屋根がなく雨に降られる
S指定(メイン)のメリット
- 前方は臨場感あり、後方はピッチ全体が見やすい
- 日あたりが逆光にならない。
- 入場時は選手を前から見られる。
- ベンチの選手の様子も近くで見える。
- スタジアムの出入口がバックスタンドより近い。
- 晴れて澄んだ日にはバックスタンドの後ろに富士山が見える。
メインスタンドの観戦記
SS指定席(バックスタンド)
SS指定席(バックスタンド)は、スタンド中央からピッチ(フィールド)全体が見やすい座席です。
メインスタンドのSS指定席よりも良い点は、一部座席に屋根(10列目以降目安)があることです。
風が弱い日であれば、雨の日でも濡れずに観戦できる場合もありますね。
またバックスタンドは北側にあるので、昼間は逆光で日ざしが当たりやすい点に注意です。
SS指定(バック)のデメリット
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- チケット価格が高め
SS指定(バック)のメリット
- 臨場感ありピッチ全体が見やすい
- 屋根があり雨に降られない座席がある
バックスタンドの観戦記
1F指定席(ゴール裏)
1F指定席(ゴール裏)は2Fスタンドが屋根となっているため、後方の座席であれば雨の心配はありません。
前から5列目以降は屋根があるイメージです。(日かげにもなります。)
スタンドとピッチの距離が近いので、ゴール前のプレーは臨場感がありますね。
逆サイドは遠く感じますが、11列目で観戦したときは十分に楽しめました。
ゴールに近いので、ときには選手がシュートしたボールが客席に飛んでくることもあります。
1F指定(ゴール裏)のデメリット
- 逆サイドが見えにくい
1F指定(ゴール裏)のメリット
- ゴール前の迫力ある攻防を楽しめる
- 雨に降られない(5列目以降が目安)
- 日かげで観戦できる(5列目以降が目安)
- チケット価格が比較的安い
1F席の北側には「FAMILY SEAT」「PAIR SEAT」が設けられています。
2F指定席(ゴール裏)
2F指定席(ゴール裏)は高さがあってスタンドは急傾斜なため、ピッチを俯瞰して見下ろすような感覚です。
ピッチ全体がよく見えて試合の流れを楽しめる座席です。
昼間は逆光でよく日が当たるので注意です。
2F指定(ゴール裏)のデメリット
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 屋根がなく雨に降られる
2F指定(ゴール裏)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体がよく見える
- 自然の景色や眺めがよくて開放感がある
- チケット価格が比較的安い
ボックスシート
清水エスパルスの「企画チケット」として、メインスタンドとバックスタンドの最上部に「ボックスシート」が設置されています。
テーブルがあって食べ物を置けるのがありがたい座席ですね。
立見席
清水エスパルスの「企画チケット」として、メインスタンドとバックスタンドの最上部スペースに「立見席」が販売されています。
SS指定席やS指定席と同じ目線で観戦できて、チケットを安く購入できる座席です。
雨に降られない座席
以下では、現地で確認した屋根の位置をもとに、雨に降られない座席位置を見てみましょう。
バックスタンドの一部に屋根が架かっているものの、スタジアム全体としては、ほとんどの座席は雨に降られると思っていた方がよいです。
ゴール裏1階席は2階スタンドが屋根となるので、後方の座席(目安は5列目以降)は雨に降られません。
まずはメインスタンドからバックスタンドを見ましょう。
スタンドの半分くらい(ガラス張りのVIP席から西側)に屋根が架かっていることが分かります。
バックスタンドの屋根をスタンド東側の真横から見てみます。
概ね前方から10列目以降に屋根が架かっていますね。
通路より前方が1~6列目、通路より後方が7列目~になります。
風が吹いていなければ、バックスタンド10列目以降かつVIP席(ガラス張りの部分)より西側は雨に降られないことが分かります。
屋根のある境界の座席付近を見てみましょう。
写真の通路から左側に3番目(席番:107)の位置がちょうど屋根があるぎりぎりの位置になります。
ただし無風の日は稀なので、この辺りは真上に屋根があっても雨に降られると思っていた方が良いでしょう。
私がバックスタンドで観戦したときは風が強い日だったので、一番後ろの座席(21列目、VIP席付近のエリア)でも雨が当たる時間もありました。
以上より、バックスタンドは、無風状態であれば、10列目より後方かつ108番より西側は雨に降られません。
ただし風があるので、座席位置によっては降られ方に差はあるものの、基本的には雨に降られると思って雨具を用意しておくのが無難と考えられます。
スタジアムの特徴
- コンパクトな親近感と自然豊かな雄大さを合わせ持ったスタジアム
- サッカー観戦として国内トップクラスの観やすさと臨場感
- 屋根が少ないので雨の日は要注意
コンパクトさと自然の豊かさ
「IAIスタジアム日本平」は狭い敷地のなかに建っており、親近感のあるコンパクトなスタジアムといえます。
スタジアムは傾斜地に建っているため、東サイドスタンドは崖のようになっていますね。
そのため東サイドスタンドから素晴らしい自然風景を眺めることができます。
市街地より高台にあり見晴らしが良く、周りは自然に囲まれているため、自然の豊かさと雄大さを感じることができますね。
「IAIスタジアム日本平」で最も大きな西サイドスタンド前の広場も、試合開催日には非常に混雑します。
メインスタンド前の通路もすごく狭いですね。
バックスタンドのコンコース外側は崖のようになっており、こちらも敷地スペースがないことが分かります。
空気が澄んだ日には、バックスタンド東側の後ろに富士山を眺めることができます。
あいにく写真は富士山が見えていないときですが、今度行くときは見てみたいと、一つの楽しみにもなりますね。
【参考資料】
- IAIスタジアム日本平|公式HP
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.24(6)(297) 1995-04
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.24(8)(299)