広島広域公園陸上競技場
スタジアム概要
スタジアム名称 | 広島広域公園陸上競技場 |
ネーミングライツ | エディオンスタジアム広島(~2024年2月末) ホットスタッフフィールド広島(2024年3月~) |
ホームチーム | サンフレッチェ広島 |
着工 | 1990年1月 |
竣工 | 1992年9月 |
収容人数 | 40,350人 |
所有 | 広島 |
運営管理 | 広島市スポーツ協会 |
設計者 | 東畑建築事務所+住宅都市整備公団 |
施工者 | 大林組・フジタ・中電工・東芝・五建JV |
構造・階数 | SRC・RC・S造、地上5階 |
敷地面積 | 482,772㎡ |
建築面積 | 17,684㎡ |
延床面積 | 14,895㎡ |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記のとおり。
広域公園前駅から徒歩
広域公園前駅から徒歩約10分となります。
サンフレッチェ広島ホームゲーム開催時は、広域公園前駅からスタジアムまで無料シャトルバスが運行しています。
広島駅からアクセス
広島駅からアクセスする場合は、JRで"新白島駅"あるいは"大町駅"に行き、アストラムラインに乗り換えます。
本通駅からアクセス
広島駅から徒歩25~30分ほどの距離にある"本通駅"からアストラムラインで電車乗り換えせずにアクセスできます。
平和記念公園の近くにある駅なので、広島観光したあとにスタジアムに行けます。
始発駅なので座っていくこともできますね。
横川駅からシャトルバス
JR横川駅からスタジアムまで直行シャトルバスが運行しています。
- 4番のりばから発車
- キックオフ4時間前から10分間隔で運行
- 所要時間は約20分
- 大人380円/小人190円
予約制直行バス(広島駅・ゆめタウン廿日市店)
"広島駅"あるいは"ゆめタウン廿日市店"から予約制の直行バスを利用できます。(土日祝のみ)
新型コロナウイルスの影響で現在は運行休止
広島駅南口
- キックオフ3時間前と1時間15分前の2便運行
- 所要時間は約30~40分
- 運賃は往復 大人1,600円/小人800円
ゆめタウン廿日市店
- キックオフ3時間前と1時間30分前の2便運行
- 所要時間は約30~40分
- 運賃は往復 大人1,600円/小人800円
広島バスセンターから路線バス
県庁前駅前の広島バスセンターから路線バスが出ています。
広電バス62・63番線
- 花の季台・こころ団地方面
- 所要時間は約25分
- 運賃は大人410円/小人210円
- 「Aシティ中央」バス停で下車
- スタジアムまで徒歩約8分
広電バス60・61番線
- 藤の木・ジ アウトレット広島方面
- 所要時間は約30分
- 運賃は大人410円/小人210円
- 「広域公園前」バス停で下車
- スタジアムまで徒歩約10分
広島駅からタクシー
広島駅からタクシーを利用する場合は、所要時間は約34分、運賃は約5,680円が目安となります。
車でアクセス(駐車場)
車でアクセスする場合は、下記サイトにて「広島広域公園」と検索してスタジアム周辺の駐車場を予約できます。
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座席の紹介
以下では、わたしが実際に現地で観戦した座席を紹介。
メインS指定席
メインS指定席は、メインスタンドの中央寄りのエリアで観戦できます。
メインスタンドは南東向きに配置されているため、昼間は西日が当たるため注意です。
座席は背もたれ付きの個別席となっています。
座席間隔が広く、ゆったりと観戦できます。
最後列の座席(40列目)で観戦したときは、そこまでピッチは遠く感じませんでした。
過去の観戦記
バック指定席
バック指定席は、バックスタンド中央エリアのピッチに近い位置(1~25列目)から観戦できる座席です。
後方のバックゾーン席よりも臨場感がありますが、前方の座席はピッチ逆サイドのプレーが見えにくくなる点に注意です。
バック指定席は、背もたれ付きの個別席となっています。
座席間隔も広いため、ゆったりと観戦できます。
バックゾーン
バックゾーン席は、バック指定席より後ろ(26列目以降)あるいは北側ゴール裏寄りで観戦できます。
ピッチ(全体)を見渡すことができて開放感があります。
昼間は日ざしがよく当たるため、暑さ・まぶしさ・日焼けなどに注意です。
バックゾーン席は、背もたれのないベンチシートとなっています。
メインペア席
メインスタンド東側には、テーブル付きのペア席があります。
上図の前方一部の座席が開放されています。
車いす席
メインスタンドには車いすスペースが設けられています。
雨に降られない座席
以下では、実際に現地で見た屋根の位置をもとに、雨に降られない座席位置を検討します。
結論、屋根のあるメインスタンドでも全ての座席で雨に降られる可能性がある(風で吹きこむため)と考えておくのがよいでしょう。
極力、雨に降られたくない場合は、なるべく後方の座席にしましょう。
メインスタンドには屋根があり、通路より後ろの座席(16列目~)に屋根が架かっているイメージです。
ただしスタンドがカーブしているため、メインS席などサイド寄りの座席は、もう少し後ろの座席から屋根が架かっています。
現地でメインS席のあたりから見たときは、22列目の真上あたりに屋根がある場所がありました。
メインスタンド後方には空間があるため、風向きによっては後ろから雨が吹きこむ可能性も考えられます。
実際に最後列の座席で観戦したときは、風が強いと前から(ピッチ側)でも雨に降られそうだと思いました。
スタジアムの特徴
広島広域公園陸上競技場は、サンフレッチェ広島のホームスタジアムとしては2023年シーズンで最後となりました。
2024年シーズンから新スタジアム「エディオンピースウイング広島」へ移転となります。
- メインスタンドの大屋根(ビッグアーチ)は広島市の平和への祈りと未来への架け橋を象徴したイメージシンボルとなっている。
- 上空から見ると真円形のスタジアム
平和への祈りと未来への架け橋
広島市の平和への祈りと未来への架け橋がイメージされており、メインスタンドの並木道は平和記念公園を想起させるようなアプローチです。
メインスタンドには長さ220mの大アーチがかかり、スタジアムの象徴となっています。
スタジアムは「広島ビッグアーチ」の愛称で親しまれてきました。
アーチは小さな部材が緊結していることにより成立しているため、アジア諸国の協調を暗示し、広島市の平和への祈りと未来への架け橋を象徴しています。
メインスタンドの大屋根
バックスタンドやピッチレベルからは巨大な屋根に見えますが、メインスタンドに居ると屋根は小さいように感じられます。
日中の試合では、15時過ぎなど太陽が西に動いてくる時間になると、メインスタンド後方でも完全に日ざしが当たる座席もあります。
屋根が小さいことと、メインスタンドが南東の方角を向いていることから、日ざしを遮るという目的においてビッグアーチはあまり機能していないようです。
真円形のスタジアム
バックスタンドはメインスタンドから見ると、スタンド上部が滑らかな曲線状となっていて、独特な形状をしています。
これをスタジアム上空から見てみると、真円形になっていることが分かりますね。
そしてスタジアムの設計は、真円形の中心軸に対して、フィールドの長軸をメインスタンド側に寄せることで、メインスタンドからの視角条件が向上しています。
従来の陸上競技場の配置は、夕方の西日を避けるために長軸を南北軸に取る場合が多いが、当スタジアムは陸上競技場で最も重要な風向きを重視し、年間風向調査資料に基づいて風の影響の少ない東北東-西南西の方向に長軸をとっています。
競技場のすぐ西側が山となっており、夕方の西日は山かげでほとんど影響がないようです。
大型ビジョン
ホームゴール裏には今もなお古い電球方式の電光掲示板が使用されています。
比較的新しいと思われるアウェイゴール裏の電光掲示板はフルカラーですが、画面が小さくて映像が見え難いというのが残念なところです。
自然に囲まれたスタジアム
バックスタンドの後ろだけでなく、メインスタンド側にも山々が広がっていて自然に囲まれたスタジアムです。
バックスタンドの上から眺める景色は壮観ですね。
【参考】
- 新建築1994年2月号
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.21(13)(263)
- エディオンスタジアム広島(サンフレッチェ広島)