鳥栖スタジアム
スタジアム概要
スタジアム名称 | 鳥栖スタジアム |
ネーミングライツ | 駅前不動産スタジアム |
ホームチーム | サガン鳥栖 |
着工 | 1994年12月 |
竣工 | 1996年5月 |
大規模塗装改修 | 2017年6月~2019年6月 |
収容人数 | 約25,000人 |
所有 | 鳥栖市 |
運営管理 | 鳥栖市 |
設計者 | 日揮、類設計室 |
施工者(建築) | 新築:大林組・松尾・大島・今泉JV 改修:三井住友建設 |
総事業費 | 約97億円(用地費:約30億円、建設費:約67億円) |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記の通り。
鳥栖駅から徒歩
鳥栖駅から徒歩約3分~5分程度。
鳥栖駅のホームから目の前にスタジアムが見えます。
- 博多駅から鳥栖駅まで40~50分程度(快速は28~38分程度、特急は20~25分程度)
- 佐賀駅から鳥栖駅まで30~35分程度(特急は15~20分程度)
車でアクセス(駐車場)
駅前不動産スタジアム周辺に約1,700台ほど駐車場があります。(詳細は下記参照:無料・有料含む)
上記の駐車場が利用できるか不安な場合は、下記サイトで「鳥栖スタジアム」と検索して駐車場を予約すると安心です。
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座席の紹介
以下では、わたしが実際に現地で観戦した座席を紹介。
SS席指定
SS席指定は、駅前不動産スタジアムで最もチケット価格の高い座席です。
ピッチ(フィールド)に近く臨場感のある試合を楽しめます。
駅前不動産スタジアムはメインスタンドが北西側にあるため、昼間は日があたる座席があるため注意です。
SS席のデメリット
- チケット価格が高め
- メインスタンドの座席は日があたる
- 雨に降られやすい
SS席のメリット
- 入場時に選手を正面から見られる
- ベンチの選手や監督の様子を近くで見られる
- ピッチ(フィールド)に近く臨場感あふれる試合を楽しめる
過去の観戦記
B席メイン指定
B席メイン指定は、メインスタンド上層にある座席エリアです。
ピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。
メインスタンドのサイド寄り(ゴール裏寄り)は、ゴールよりも後ろの位置にあるため、なるべくメインスタンド中央寄りの座席にすると、全体が観やすく満足度が高いでしょう。
上部の座席では、ピッチを見下ろしているような感覚になります。
また、スタンド勾配が急傾斜で、かつピッチが近いために、ピッチ手前部分は座席から身を乗り出さないとプレーが見えにくい場面がありました。
座席は背もたれ付きで、座席の前には手すりが設置されています。
B席メインのデメリット
- スタンド下層と比較すると臨場感に劣る
B席メインのメリット
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- スタンド下層よりチケット価格が安い
- 雨に降られにくい
- 日かげで観戦できる
- 入場時に選手を正面から見られる
SA席バック指定(3F)
SAバック指定(3F)は、ピッチ(フィールド)全体が見やすく、臨場感のある試合を楽しめます。
メイン・バックスタンド上層のなかでは、最も観やすい座席です。
SA席バック(3F)のデメリット
- スタンド下層と比較すると臨場感に劣る
SA席バック(3F)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体が見られて臨場感もある
- 日かげで観戦できる
- やや雨に降られにくい
過去の観戦記
C席サイド自由(北側)
C席サイド自由席は、ゴール裏の上層スタンドにある座席エリアです。
ピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。(逆サイドゴール前は見えにくい)
上部の座席では、ピッチを見下ろしているような感覚になります。
座席は背もたれが無く、メイン・バックスタンドのように手すりは付いていません。
C席サイド(北)のデメリット
- 屋根が無く雨に降られる
- 日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- ピッチ逆サイドのゴール前が見えにくい
C席サイド(北)のメリット
- ピッチ全体が観やすい
- チケット価格が安い
- 最寄り駅が近いスタンド
雨に降られない座席
以下では、屋根の位置を目安に、雨に降られない座席の目安を紹介します。
メインスタンド
上図は、メインスタンドをサイドから見ています。
スタンド下層の最前列の真上あたりまで屋根が架かっていることが分かりますね。
続いてメインスタンドを正面側から見ましょう。
メインスタンドサイドも、端の座席まで屋根が架かっているのが分かります。
以上より、無風であれば、ほぼ全ての座席が雨に降られません。
雨に降られたくない場合は、なるべく中央寄りあるいは上層の座席を選ぶとよいでしょう。
バックスタンド
上図は、バックスタンドをサイドから見ています。
スタンド下層の最前列の真上あたりまで屋根が架かっていることが分かりますね。
続いてバックスタンドを正面側から見ましょう。
バックスタンドサイドも、端の座席まで屋根が架かっているのが分かります。
以上より、メインと同様に、無風であれば、ほぼ全ての座席が雨に降られません。
サイドスタンド
上図は、ゴール裏のサイドスタンドを見ています。
サイドスタンドは、基本的にほぼ屋根がありません。
ただし、下層スタンドの後方エリアについては、上層スタンドが屋根となり、一部雨に降られないエリアとなります。
スタジアムの特徴
- チームカラーのブルーとピンクの配色が象徴的で"サガン鳥栖"のホームを感じるスタジアム。
- 鳥栖駅の目の前、アクセスの良いスタジアム。
- スタンドの屋根を支える鉄骨柱は、鳥栖市から出土した弥生時代の細形銅剣をモチーフにデザインされている。
- 上層スタンドの傾斜は約40度と急峻な勾配。
- 球技専用なのでピッチに近く、臨場感が抜群に良いスタジアム。
- サッカー専用ではないため、ゴール裏サイドスタンドとピッチまでは距離がある。
- スタジアム構造としては珍しく、上層スタンドは鉄骨造。
特徴的な鉄骨構造
スタジアムの鉄骨柱は"弥生時代の細形銅剣"をモチーフにしたデザインです。
鋭さや堅固さを感じますね。
スタジアムの構造としては珍しく、上層スタンドは鉄骨造となっています。
これは建設コストを抑えるためで、主要構造部を耐火鋼の鉄骨を用いることで、躯体重量の低減と工期の短縮が図られています。
2019年6月に塗装改修工事が完了し、サガン鳥栖のチームカラーであるブルーとピンクによってインパクトのある象徴的なスタジアムと変貌しました。
北サイドスタンドの鉄骨ブレース材はブルーとピンクに塗り分けられています。
急傾斜のスタンド
メインスタンドおよびバックスタンドの上層階は傾斜が約40度と急峻な勾配となっています。
大型ビジョン
スタジアム内の大型ビジョンはアウェイ側の南サイドスタンドコーナーに1か所だけ設置されています。
バックスタンドからほぼ見えない位置にあり、設置位置も低いため、ホーム側の北サイドスタンドからも非常に見えにくいです。
国内屈指のスタジアム
近年は日本国内でサッカー専用(球技専用)スタジアムが増えてきています。
駅前不動産スタジアムは新しいスタジアムではありませんが、試合を楽しめる点において、国内屈指の素晴らしいスタジアムであると感じます。
【参考】
- 鳥栖市|スポーツ・文化・学ぶ > サガン鳥栖 > スタジアム
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.24(6)(297) 1995-04
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.26(1)(320)
- 近代建築.50(9) 1996年9月号