
スタジアム概要
スタジアム名称 | 埼玉スタジアム2002 |
ホームチーム | 浦和レッズ |
着工 | 1998年5月 |
竣工 | 2001年7月 |
最寄り駅 | 浦和美園駅 |
収容人数 | 63,700人 |
所有 | 埼玉県 |
運営管理 | 埼玉県公園緑地協会 |
設計者 | 梓設計 |
施工者 | 鹿島建設 |
建設費 | 約356億円(用地費等を含む公園整備総額:約766億円) |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記のとおり。
タップして該当箇所へ
浦和美園駅から徒歩

浦和美園駅から徒歩約15分~20分です。
シャトルバス

浦和レッズのホームゲーム開催時は、下記の駅からシャトルバスが出ている場合があります。
- 浦和美園駅(往路のみ)
- JR浦和駅から約40分
- 北越谷駅から約20分
- 岩淵駅
最新情報は「浦和レッズ|オフィシャルウェブサイト」で確認しましょう。
車でアクセス(駐車場)
埼玉スタジアム専用の駐車場はありません。
車でアクセスする場合は、下記サイトで「埼玉スタジアム」と検索して、スタジアム周辺の駐車場を予約しましょう。
駐車場を予約する(PR)
座席の紹介

現地で観戦した体験をもとに座席の特徴を紹介します

S指定席ロアー(メインスタンド)

S指定席ロアーは、メインスタンドのやや中央に近い1階席から臨場感ある試合を楽しめる座席です。
ただし座席が32列目まであるので、後ろの座席は臨場感が薄れます。

29列目で観戦したときは、ピッチ逆サイドやゴール前の細かいプレーが少し見えにくいと感じました。
なるべくピッチ(フィールド)に近い前の方の座席にした方が楽しめると思います。
一方、後ろの座席は雨に降られにくいのと、ピッチ全体が見やすくなるメリットはありますね。
S指定席ロアーのデメリット
- チケット価格がやや高め
- 前方の座席は雨に降られやすい
S指定席ロアーのメリット
- 臨場感ある試合を楽しめる
- 選手入場時に前から選手を見られる
- ベンチの選手を近くで見られる
- 日かげで観戦できる
S指定席アッパー(メインスタンド)

S指定席アッパーは、メインスタンド上層のやや中央寄りから観戦できる座席です。
サッカー専用スタジアムですが、上層スタンドはピッチ(フィールド)が遠く感じるため、専用スタジアムならではの臨場感を楽しみたい場合は、下層スタンドにするのがよいでしょう。
ピッチ全体が観やすいため、試合全体の流れを見たい方におすすめの座席です。

観客数が多い試合について、通路側の座席は注意です。
なぜなら、埼玉スタジアム上層スタンドの勾配は比較的緩やかなため、通路の人通りが多いとピッチへの視界が遮られるからです。

5万人超えの試合で、通路側の座席で観戦したときは、試合時間の4分の1程は試合が見られなかったイメージです…。
「ゴールシーンで人が通って見えなかった」なんてこともあるので、ピッチを見る方向に対して通路がある座席は注意しましょう。
S指定席アッパーのデメリット
- チケット価格がやや高め
- ピッチが遠く臨場感に劣る
S指定席アッパーのメリット
- 雨に降られにくい
- 日かげで観戦できる
- ピッチ全体が観やすい
メインアッパー指定

メインアッパー指定席は、メインスタンド上層の座席です。
ピッチ(フィールド)が遠く、臨場感はありませんが、ピッチ全体が観やすく大規模なスタジアムのスケールを感じることができます。

入場者数が多い試合では、前方の座席の人の陰で一部ピッチが見えにくい場合があるため注意です。

最後列で観戦した時、前の人が大柄のためピッチ手前の一部が見えない試合がありました。
メインアッパーのデメリット
- ピッチ(フィールド)が遠く臨場感に劣る
メインアッパーのメリット
- ピッチ全体が観やすい
- 日かげで観戦できる
- チケット価格が比較的安い
テーブルシート

テーブルシートはメインスタンド上層にある座席です。
メインアッパー席よりも前にあり試合が観やすく、テーブルで食べ物を広げながら観戦できます。

スタジアムグルメ楽しみたい方には、テーブルがあると便利ですよね。
レッズシート(バックスタンド下層)

バックスタンド下層・中央エリアのレッズシートは「とにかく臨場感にあふれる」素晴らしい座席です。

これほど大規模なスタジアムでありながら、前方の座席は間近に選手を見ることができます。
スタジアムの壮大なスケール感と、迫りくる臨場感を同時に味わうことができますね。
ただ座席が前の方になるほど、逆サイドのプレーが見えにくいのはデメリット。


こんな風に選手を目の前に見れますよ。

またレッズシート(バックスタンド下層)は、雨に降られる可能性が高く、昼間は日ざしが逆光になります。
最前列の座席

最前列の座席だと、上図のように目の前に手すりがあります。
試合観戦には問題ありませんが、写真を撮りたい場合は手を伸ばす必要がありますね。
背の小さい子を連れていくかたは、手すりが邪魔して試合が見えにくくならないように要注意です。

最前列の座席は、座席の前方に空間があって少しゆったりとしています。
レッズシートのデメリット
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 雨に降られやすい
レッズシートのメリット
- 臨場感あふれる試合を楽しめる
- メインスタンドSS指定席より安く同じ視点で試合を見られる
- 最寄りの浦和美園駅に近いスタンド
過去の観戦記
SAバック指定席

バックスタンド下層の"SAバック指定席"は、ピッチ全体を見渡すことができて、臨場感もあるバランスのよい座席です。

SAバック指定席は3階コンコースに出入りしやすい座席です。
3階コンコースでは「埼スタ横丁」というスタジアムグルメも出店されています。
SAバック指定のデメリット
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
SAバック指定のメリット
- 臨場感がありピッチ(フィールド)全体のプレーもよく見える
- チケット価格がメインスタンドよりも安い
- 雨に降られない
- 最寄りの浦和美園駅に近いスタンド
パノラマシート(バック上層・中央)

バックスタンド上層・中央の1~11列目は浦和レッズの席種では「パノラマシート」となっています。

パノラマシートはピッチ全体がよく見えるので、試合全体の流れを細かく見たいかたにおすすめです。
埼玉スタジアムのなかではコストパフォーマンスが高く人気のある座席ですね。
実際に観戦してみて、ややピッチが遠いかな…と感じたので、もっと臨場感があってピッチ全体を観たい場合には、バックスタンド下層(⑦)の座席がよいでしょう。
パノラマシートのデメリット
- 1階席と比べると臨場感が薄れる
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
パノラマシートのメリット
- メインスタンドの記者席の位置と同じ目線で見られる
- 雨に降られない
- チケット価格が比較的安い
- ピッチ(フィールド)全体がよく見える
バックアッパー指定席

バックスタンド上層は、上に行けばいくほどスタジアムの壮大さを感じることができます。
一番上の43列目までのぼると息が切れるくらい疲れますが、その景色は圧巻ですね。


バックスタンド上層・最前部コーナー



バックアッパーのデメリット
- 昼間は日ざしが逆光になる座席がある(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- ピッチ(フィールド)が遠く臨場感に劣る
バックアッパーのメリット
- 雨に降られない
- チケット価格が安い
- ピッチ全体がよく見える
ホーム自由席(北サイドスタンド)

北スタンドのホーム自由席は、浦和レッズのゴール裏応援席です。
浦和レッズサポーターの中でもコアなサポーターが集う席のため、ライトなサポーターは行かない方がよいでしょう。
ホーム自由(北サイド)のデメリット
- ライトなサポーターは観戦しにくい
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
ホーム自由(北サイド)のメリット
- チケットが安い
- ホームサポーターと一体感ある声出し応援ができる
ホーム自由席(南サイドスタンド)

ホーム自由席はゴール裏の座席で、チケット価格が安いのが特徴です。
北サイドスタンドは浦和レッズの熱狂的なコアサポーターが集まるので、少しライトに観戦したい場合は南サイドスタンドをおすすめします。

逆サイドのプレーはやや見えにくくなるものの、陸上競技場と比べるとゴール裏でも十分に見やすく楽しめる座席ですね。

ゴール裏でも全座席に背もたれ・ひじ掛けがついているので、ゆったりと観戦することができます。
ホーム自由(南サイド)のメリット
- チケットが安い
- 最寄りの浦和美園駅に近いスタンド
- 声出ししないライトなサポーターでも観戦しやすい
- 日ざしが逆光にならない
雨に降られない座席
以下では、現地で見た屋根の位置をもとに、雨に降られない座席位置を検討します。

バックスタンド上層の横から屋根を見ましょう。
まず、屋根とスタンドのあいだに空間があるので、雨風が吹き込んでくる可能性があります。

次に前方の屋根を見ましょう。
1階席の半分くらいは屋根が架かっているように見えますね。
実際に現地の1階席で屋根を見上げたところ、最前列の真上に屋根の先端がありました。
以上より、雨の日は「スタンド下層の前方の座席」と「スタンド上層の最上部の座席」は雨に降られることを想定しておくのがよいでしょう。
スタジアムの特徴

- 日本最大のサッカー専用スタジアム
- 国内最高クラスの観戦環境を誇るスタジアム
- 左右対称の膜屋根は"白鷺"をイメージ
左右対称の膜屋根

左右対称の膜屋根は、かつてこの地に生息した白鷺(しらさぎ)をイメージしてデザイン。

飛翔感と躍動感のある大空間を生み出しています。

屋根材には太陽光の透過率の高い膜屋根が用いられており、芝生の生育に必要な太陽光と適度な通風に考慮されています。
スタンド勾配が緩やか・座席間隔が狭い

埼玉スタジアムは2002年FIFAワールドカップの前年に建設されたスタジアムのため、近年の新しいサッカー専用スタジアム(パナソニックスタジアム吹田、エディオンピースウイング広島など)と比べて、スタンドの勾配が緩やかな設計となっています。
上図の写真で見ると急な勾配のようにも見えますが、また観客が少ないときは緩やかな勾配だとは気になりません。
ところが、満員の試合になると、途端にスタンドの勾配が気になります。

前の座席の人が大柄だと、頭が陰となってピッチの一部が見えないときがあるのです。

埼玉スタジアムは全て個別席ですが、座席の間隔が狭く、隣に人が居ると窮屈に感じます。
ひじ掛けは一体何の意味があるのか…?と思う、飾りのようですね。
春はサクラ咲くスタジアム

春にはメインスタンドの前にサクラ並木が現れます。
試合観戦の日にお花見もできるぜいたくなスタジアムですね。



【参考】
- 埼玉スタジアム2002|公式HP
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.27(1)(334)