スタジアム概要
スタジアム名称 | PEACE STADIUM Connected by SoftBank |
ホームチーム | Vファーレン長崎 |
着工 | 2022年6月 |
竣工 | 2024年9月 |
開業 | 2024年10月14日 |
収容人数 | 約2万人 |
所有 | ジャパネットホールディングス |
運営管理 | リージョナルクリエーション長崎 |
基本設計 | 環境デザイン研究所・安井建築設計 |
実施設計 | 竹中工務店 |
施工者 | 竹中工務店 |
総事業費 | 約1,000億円 (長崎スタジアムシティ全体) |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記の通り。
タップして該当箇所へ
長崎駅から徒歩
JR長崎駅前から徒歩10分~15分程度が目安となります。
路面電車
長崎市内では、新地中華街や長崎駅前、スタジアム周辺など路面電車が運行しています。
路面電車でアクセスする場合は、「スタジアムシティサウス」や「スタジアムシティノース」が近い停留所となります。
試合開催日は混雑で乗車できない場合があるので注意しましょう。
キックオフ3時間前頃に「大波止」から乗車しようとしたところ、満員で乗車できなかったことがありました。
長崎空港からリムジンバス
長崎スタジアムシティに直接アクセスする場合は、長崎空港から「5番のりば」の新地・長崎駅前経由の「ココウォーク茂里町」行きに乗車するのが便利です。
「長崎駅前」で下車する場合は、長崎空港「4番のりば」「5番のりば」どちらに乗車してもよいです。
「ココウォーク茂里町」行きのリムジンバスは「銭座町長崎スタジアムシティ前」のバス停に停車します。
こちらのバス停は、スタジアム目の前のバス停となります。(北ホームゴール裏、バックスタンドが近い位置)
ただしバス停のある「みらい長崎ココウォーク」はスタジアムに近い場所にあるため、終点の「ココウォーク茂里町」まで行ってしまうのも良いでしょう。
みらい長崎ココウォークの中にはコンビニがあり、飲食店も充実しています。
また、試合後に直接長崎空港へ向かう場合は、こちらの「ココウォーク茂里町」が始発の停留所となっています。
座席の紹介
① プレイヤーズスイート
「プレイヤーズスイート」は、メインスタンドの特等席で観戦できるエリアです。
選手入場をガラス越しに見ることができて、ホテルシェフ監修の食事も付いているようです。
選手のベンチ席がスタンドに設けられているため、ベンチで待機している選手を間近に見ることができます。
座席は、選手が座るベンチ席と同じ特別仕様で、レザーのような質感となっています。
プレイヤーズスイートの最前列は、なんと手すりが無く、ピッチレベルと繋がっています。(簡単にピッチに乱入できてしまいますね…)
プレイヤーズスイートのデメリット
- チケット価格が最も高額
- 屋根はあるが、強風時は雨に降られやすい
プレイヤーズスイートのメリット
- 選手入場を間近に見られる
- 入場した選手を正面から見られる
- ベンチの選手と同じ目線で間近に選手を見られる
- ホテルシェフ監修の食事を楽しめる
- 座席はレザーのような質感の特別仕様
- 臨場感あふれる試合を楽しめる
② ブロンズスイート
「ブロンズスイート」は、バックスタンド上層の特別な座席で観戦できるエリアです。
座席はレザーのような質感で特別仕様となっています。
座席の後ろにはラウンジがあり、バルコニーの座席に自由に出入りができ、ビュッフェ形式で食事も楽しめるようです。
ブロンズスイートのデメリット
- 昼間は日ざしが当たる場合がある
ブロンズスイートのメリット
- ビュッフェ形式の食事を楽しめる
- 座席はレザーのような質感の特別仕様
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
③ SSシート
「SSシート」は、ピッチ全体が観やすく臨場感ある試合を楽しめる座席です。
一般席の中では最高グレードの座席エリアとなります。
「Aシート」以下の一般座席と比べて、シートはふかふか感ある特別仕様となっています。
上図はSSシートの中でスタンド中央・最前列(10列目)の座席から見ています。
ピッチ全体が観やすく、臨場感あふれる試合を楽しめる座席です。
SSシート後方の座席は、ピッチ(フィールド)全体がより観やすくなり、臨場感も十分にあります。
SSシートのデメリット
- 一般席の中ではチケット価格が最も高額
- 屋根はあるが、強風時は雨に降られやすい(前方の座席)
SSシートのメリット
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- 臨場感抜群の試合を楽しめる
- 座席はふかふか感ある仕様
- 日かげで観戦できる
- 入場時に選手を正面から見られる
- 中央前方の座席では、ベンチ席の選手の様子を近くで見られる
④ Sシート
「Sシート」は臨場感あふれる試合を楽しめる座席です。
座席エリアはバックスタンド中央の1~9列目となります。
メインスタンドの「プレイヤーズシート」や「SSシート」と同じ視点で試合観戦できます。
ただ昼間は日ざしが逆光となる点に注意です。
「Aシート」以下の一般座席と比べて、シートはふかふか感ある特別仕様となっています。
Sシートのデメリット
- 屋根はあるが、強風時は雨に降られやすい(前方の座席)
- 日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
Sシートのメリット
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- 臨場感抜群の試合を楽しめる
- 座席はふかふか感ある仕様
- プレイヤーズシートやSSシートと同じ視点で観戦できる
- 上記座席よりチケット価格が安い
⑤ Aシート(下層)
「Aシート(下層)」はメイン・バック両スタンド下層のサイド(ゴール裏)寄りのエリアとなります。
スタンド中央の「SSシート」や「Sシート」よりも逆サイドが遠く感じますが、ピッチ(フィールド)が近く、臨場感ある試合を楽しめます。
試合が観やすく、比較的手ごろなチケット価格帯のため、バランスの良い座席エリアです。
バックスタンド側は日ざしが逆光となる場合があるため、メイン・バックで迷ったら、昼間の観戦はメインスタンドをおすすめします。
ただし、バックスタンド側は、メインスタンド中央のSSシートの視点にあたる座席がエリアに含まれています。
バックスタンド中央エリアであれば、メインスタンドよりもお得感がありそうですね。
座席はひじ掛けにドリンクホルダーが付いています。
バックスタンド北側の座席は、背もたれがクッション性のある仕様となっています。
上図は、メインスタンドAシート8列目(左)と16列目(右)の座席からピッチを見ています。
逆サイドの見え方はあまり変わらない印象でしたが、16列目と比べて8列目の方がピッチがすごく近く感じました。
Aシート(下層)のデメリット
- バックスタンド側は日ざしが逆光になる場合がある(まぶしさ・暑さ・日焼け)
- 屋根はあるが、強風時は雨に降られやすい(前方の座席)
Aシート(下層)のメリット
- 臨場感あふれる試合を楽しめる
- メインSSシートと同じ視点で観戦できる座席がある(バック中央)
⑤ Aシート(上層)
「Aシート(上層)」は、メインスタンド上層エリアで観戦できる座席です。
スタンド中央~サイド寄りまでエリアが広いため、なるべく中央の座席を確保できると満足感が高いでしょう。
また後方よりも前方の座席の方がピッチがより近く感じ、試合を楽しめます。
座席は背面にドリンクホルダーが付いています。
上図はメインスタンド北側の最後列・最端の座席から見ています。
近くの大型ビジョンが妨げになりゴール前が見えませんね…。
サッカー観戦にこれは致命的ではないでしょうか?
今後は見切り席として安く販売される可能性もあるのではないかと思われます。
Aシート(上層)のデメリット
- Aシート(下層)と比べると臨場感に劣る
Aシート(上層)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- 雨に降られにくい
⑥ Bシート(下層)
「Bシート(下層)」はメイン・バックスタンド下層のコーナーエリアから観戦できる座席です。
ピッチ(フィールド)のコーナー部分からスタジアム全体を見渡せます。
またコーナーキック時に選手を間近で見ることができます。
座席は背面にドリンクホルダーが付いています。
Bシート(下層)のデメリット
- Aシートと比較するとピッチ逆サイドが見えにくい
- 屋根はあるが、強風時は雨に降られやすい(前方の座席)
Bシート(下層)のメリット
- 臨場感あふれる試合を楽しめる
- Aシートと比べてチケット価格が安い
- コーナーキックやゴール前の迫力あるプレーを近くで見られる
⑥ Bシート(上層)
「Bシート(上層)」は、メインスタンド上層のコーナーエリアから観戦できる座席です。
ピッチ(フィールド)のコーナー部分からスタジアム全体を見渡せます。
「Bシート(下層)」よりもピッチ全体を俯瞰して見ることができます。
Bシート(上層)のデメリット
- Bシート下層と比べると臨場感に劣る
Bシート(上層)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- Aシートと比べてチケット価格が安い
- 日かげで観戦できる
⑦ Cシート(下層)
「Cシート(下層)」は、ゴール前の迫力あるプレーを間近で楽しめる座席となります。
声出し応援はしないけど、ゴール裏で試合を楽しみたい方におすすめの座席です。
座席は背面にドリンクホルダーが付いています。
ゴール目の前の座席は、より迫力あるプレーを楽しめます。
Cシート(下層)のデメリット
- ピッチ(フィールド)逆サイドゴール前のプレーが見えにくい
- 屋根はあるが、強風時は雨に降られやすい(前方の座席)
Cシート(下層)のメリット
- ゴール前の迫力あるプレーを楽しめる
- 日かげで観戦できる
⑦ Cシート(上層)
「Cシート(上層)」は、ゴール裏からピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。
反対側の「V・ファーレンシート」と見え方は同じですが、チケット価格はやや高めで「Cシート(下層)」と同じ価格となります。
座席は背面にドリンクホルダーが付いています。
上図は最後列の最端の座席からピッチを見ています。
ピッチ全体と大型ビジョンは見えるものの、近くに屋根とコーナーに壁があり圧迫感があるので注意です。
上層の座席はなるべく中央寄り・前方の座席を選ぶことをおすすめします。
ただし中央に近い後列の座席の中には、屋根の鉄骨に視界を遮られて大型ビジョンが見えない座席もある点に注意です。
Cシート(上層)のデメリット
- 座席に近い側のプレー(ピッチ手前)が見えにくい場合がある
- 同じ視点のV・ファーレンシートと比べてチケット価格がやや高め
Cシート(上層)のメリット
- ピッチ全体が俯瞰して観やすい
- 屋根があり雨に降られにくい
- 日かげで観戦できる
⑧ 熱狂V・ファーレンシート
「熱狂V・ファーレンシート」は、スタジアム北側・ホームエリアのゴール裏下層で観戦できる座席です。
ホームVファーレン長崎の声出し応援エリアとなります。
最前列は手の届きそうなくらいゴールが目の前です。
ゴール前の迫力あるプレーを楽しめます。
座席は自由席と指定席に区分されています。
声を出して熱く応援したい方は、中央エリアの座席にするとよいでしょう。
座席は背もたれ・ドリンクホルダー付きとなっています。
⑨ V・ファーレンシート
「V・ファーレンシート」は、スタジアム北側・ホームエリアのゴール裏上層で観戦できる座席です。
最も価格が安い座席エリアで、Vファーレンサポーターの熱気を感じながら、ピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。
ただし観客席がピッチに近すぎるがゆえに、ゴール裏上層は、座席位置によっては、ピッチ手前側のゴール前のプレーが前の人の陰で見えない場合があるので注意です。
329ブロック6列目の座席で観戦したときは、長崎のゴールシーン2得点がほぼ見えませんでした…
座席間は比較的ゆとりがあると感じ、両隣に人が居てもそこまで気にならないイメージです。
また上図のようにメインスタンド側・最後列には、屋根の鉄骨が視界を遮り、大型ビジョンが見えない座席がある点に注意です。
同様に上図のようにバックスタンド側・最後列の座席も、大型ビジョンが見えない座席があります。
Vファーレンシートのデメリット
- 座席に近い側のプレー(ピッチ手前)が見えにくい場合がある
Vファーレンシートのメリット
- チケット価格が最も安い
- ピッチ全体が俯瞰して観やすい
- 屋根があり雨に降られにくい
⑩ 車いすシート
「車いすシート」は、バックスタンドのコンコースに設けられています。
⑪ 熱狂ビジターシート
「熱狂ビジターシート」は、ビジターサポーター向けの自由席です。
上図は19列目の座席から見ています。
ピッチ(フィールド)全体がよく見えて臨場感もある座席でした。
上図は8列目の座席から見ています。
19列目と比べてピッチがすごく近く感じましたが、その分逆サイドのゴール前は見えにくくなります。
上図はスタンド中央から熱狂ビジターシートを見ています。
ゴール裏中央エリアは最前列が1列目となっているのに対して、熱狂ビジターシート(メインスタンド側)は、最前列の座席が3~4列目となっています。
⑫ ビジターシート
「ビジターシート」は、南サイドスタンド(上層)のメインスタンド寄りにあるビジターサポーター向けの座席エリアです。
チケット価格が最も安く、指定席なので時間を気にせずに来場できます。
ビジターサポーターの熱気を感じながら、ピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。
ビジターシートのデメリット
- 座席に近い側のプレー(ピッチ手前)が見えにくい場合がある
ビジターシートのメリット
- チケット価格が最も安い
- ピッチ全体が俯瞰して観やすい
- 屋根があり雨に降られにくい
- 日かげで観戦できる
⑭ MSCクルーズテラス
「MSCクルーズテラス」は、バックスタンド下層の中央にあるテラス席です。
バックスタンド中央の臨場感あるエリアで、食事や団らんを楽しみながら観戦できます。
1卓あたり4名まで利用可能で、1名あたりの単価(定価)は「SSシート」と同等です。
バックスタンド2Fのフードホールと繋がっているため、スムーズに食事の調達が可能です。
⑮ コーナーソファシート
「コーナーソファシート」は、2Fレベルのバックスタンドコーナーでソファに座ってゆったりと観戦できる座席です。
1卓あたり4名まで利用可能で、1名あたりの単価(定価)は「SSシート」と同等です。
ホーム側の北側は、日ざしがよく当たる点に注意です。
⑯ SKYシート
「SKYシート」は、メインスタンド最上部からピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。
メインスタンドの「Aシート」からさらに高い位置に座席があります。
座席は背もたれがクッション性のある仕様で、小さいテーブルが付いています。
⑰ Partyシート
「Partyシート」は、メインスタンド・バックスタンド下層コンコースで食事や団らんを楽しみながら観戦できる座席です。
1卓あたり4名まで利用可能で、1名あたりの単価(定価)は「SSシート」と同等です。
試合が開催されない日は、誰でもテーブルで食事ができます。
⑱ Pairシート
「Pairシート」は、メインスタンドコンコースで食事や団らんを楽しみながら観戦できる座席です。
1卓あたり2名まで利用可能で、1名あたりの単価(定価)は「Partyシート」よりも高いですが、メインスタンド中央から試合が観やすい位置となっています。
試合が開催されない日は、誰でもテーブルで食事ができます。
雨に降られない座席
PEACE STADIUMは、全席屋根付きのため、風が弱い日であれば基本的にほぼ雨に降られません。
ただし風が弱い日でも、1列目~3列目あたりまではレインコートがあると良いです。
6列目で観戦したときは風が弱い日で、時々雨粒があたることはありましたが、ほとんど気にならない程度でした。
雨に降られる座席位置は、風向き・風の強さによりますが、前方の座席はレインコートを準備しておくとよいでしょう。
スタジアムの特徴
- 約2万席のコンパクトなサッカー専用スタジアム
- スタンド最前列からピッチまでの距離は約5m
- 試合が無い日でも立ち寄れる日常に開かれたスタジアム
- 「プレイヤーズアイシート」など特別な観戦体験ができる
- 日本初のスタジアム上空を滑走するジップライン
- 全席にドリンクホルダーが付属、座席幅はゆとりがある設計
- 全席に屋根がある
スタンド最前列とピッチの距離は5m
メインスタンド・バックスタンド、両ゴール裏スタンドにおいて、スタンド最前列からピッチまでの距離は日本国内で最短の約5mとなっています。
選手が目の前でプレーする臨場感抜群の試合を楽しめます。
メインスタンドの「プレイヤーズシート」では、選手目線と同じ視点レベルで観戦できます。
劇場感あるメインスタンド・開放感あるバックスタンド
PEACE STADIUMは、バックスタンドの背後にホテルが建っています。
そのためメインスタンドからピッチを見ると、建物が空を遮り、外部とは隔離された劇場感をより感じられます。
一方でバックスタンドからピッチを見ると、メインスタンドの背後には建物が見えず空が広がっていて開放感があります。
またメインスタンドと南サイドスタンドの間のコーナー部分は、視界が抜けていて開放感のある要素のひとつとなっています。
選手ベンチがスタンド内にある
サッカーの試合では、控え選手が待機するベンチは、ピッチ(フィールド)レベルに設けられているのが通常ですが、PEACE STADIUMではスタンド内にベンチ席が設けられているのが特徴です。
ベンチ席がスタンド内に設けられたのは、「今治里山スタジアム」に次ぐ国内2例目となります。
スタンドにベンチ席を設けることで、ピッチ上にベンチ席の空間が不要となるため、その分スタンドと選手プレーエリアのピッチとの距離を近づけることが可能となっています。
スタンド座席に手すりが無い
PEACE STADIUMのスタンドは、座席間の階段通路に手すりがほぼ設置されておらず、最小限となっています。
これは、手すりが邪魔になって決定的場面を見逃すことがないように配慮された結果だそうです。
試合が無い日でもスタンド座席を利用できる
PEACE STADIUMは、試合が無い日でもスタンドの座席を利用できます。
長崎スタジアムシティ内に飲食店舗が充実していてスーパーもあるため、座席に持ち込んで食事もできます。
スタジアムの空間に浸りながら、佐世保バーガーを食べた時は至福の時間でしたね。
夜景が綺麗
PEACE STADIUMは、夜景が素晴らしく綺麗な点も魅力です。
浦上川越しに見る長崎スタジアムシティの景色は美しく圧巻ですね。