東京スタジアム
スタジアム概要
スタジアム名称 | 東京スタジアム |
ネーミングライツ | 味の素スタジアム |
ホームチーム | FC東京 東京ヴェルディ |
着工 | 1998年6月 |
竣工 | 2000年10月 |
改修 | 2018年6月~2019年6月 |
収容人数 | 48,013席(約5万人収容) |
所有 | 東京都 |
運営管理 | 東京スタジアム |
設計者 | 日本設計 |
施工者(1工区) | 大成建設・三菱重工・佐藤工業・西松建設・銭高組・五洋建設・大木・林・坂田JV |
施工者(2工区) | 鹿島建設・竹中工務店・三井建設・住友建設・不動・東亜・京王・白石JV |
事業費 | 約307億円 |
スタジアムアクセス
スタジアムへのアクセスは下記のとおり。
タップして該当箇所へ
飛田給駅から徒歩
飛田給駅から徒歩約5分~10分。
飛田給駅~スタジアム
車でアクセス(駐車場)
Jリーグなどイベント開催時はスタジアムの駐車場が利用できません。
車でスタジアム周辺にアクセスしたい場合は、下記のサイトにて「味の素スタジアム」と検索して駐車場を予約しましょう。
駐車場を予約する(PR)
座席の紹介
以下では、わたしが実際に現地で観戦した座席を紹介。
※座席名称はFC東京の座席区分で紹介します。
メインSSS(下層)
メインSSS(下層)の座席(FC東京ホームゲーム時の座席区分)は、メインスタンド中央に近い位置で観戦できます。
ピッチ(フィールド)に近く臨場感があり、試合全体的に観やすいです。
上層の座席と比べるとピッチレベルに近いため、逆サイドのプレーはやや見えづらくなります。
メインSSS(下層)のデメリット
- チケット価格が高め
- 雨に降られる
メインSSS(下層)のメリット
- ピッチ(フィールド)に近く臨場感のある試合を楽しめる
- 日かげで観戦できる
- 最寄りの「飛田給駅」に近い
- 選手入場時に正面から選手を見られる
- ベンチの選手や監督を近くで見られる
メインSS(上層)
メインSS席は、スタンド上層からピッチ(フィールド)全体がよく見えます。(※FC東京ホームゲーム時の座席種別)
ピッチが遠く、臨場感は劣るものの、試合は観やすく満足できる座席です。
選手入場時には、上図のように正面から選手を見られます。
ただスタンド上層だとピッチが遠いので、あまりメリットは感じませんね。
メインスタンドの一番のメリットは、最寄りの「飛田給駅」側に近いこと。
スタジアムは広いので、メインスタンド側からバックスタンド側にぐるっと周るのはちょっと面倒です。
メインスタンドであれば、試合が終わったらすぐに帰れるのが良いですね。
メインSS(上層)のデメリット
- チケット価格はバックスタンドより高め
メインSS(上層)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体がよく見える
- 最寄りの「飛田給駅」に近い
- 日かげで観戦できる
- 選手入場時に正面から選手を見られる
- 雨に降られにくい
メインS(A)(上層)
メインS上層(ヴェルディホームゲームの時はメインA)は、ピッチ(フィールド)がやや遠いものの、試合全体がよく見える座席です。
メインS(上層)のデメリット
- ピッチ(フィールド)が遠く臨場感に劣る
- チケット価格はバックスタンドより高め(FC東京)
メインS(上層)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体がよく見える
- 最寄りの「飛田給駅」に近い
- 日かげで観戦できる
- 雨に降られにくい
バックセンター(下層)
バックセンター(下層)は、メイン下層よりチケットが安く、メインスタンドと同じ目線で観戦できます。
メインスタンド中央は一般に開放されてないため、スタンド中央で観戦できるバックスタンドはお得感がありますよね。
ただし昼間は逆光で日ざしがあたるため、試合観戦に集中できない場合があります。
ナイターの試合であれば一番おすすめできる座席ですね。
バックセンター(下層)のデメリット
- 昼間は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 最寄りの「飛田給駅」から遠い
- 雨に降られる座席がある
バックセンター(下層)のメリット
- ピッチ(フィールド)に近く、臨場感のある試合を楽しめる
- チケット価格が比較的安い
バックセンター(上層)
バックセンター(上層)は、バックスタンド中央から観戦できてピッチ(フィールド)全体が観やすい座席です。
試合全体の流れを細かく観たい場合におすすめの座席です。
味の素スタジアムは座席勾配がやや緩いため、前の座席の人でピッチが見えにくい場合があります。
上図は最後列で観戦したときの座席で、前の人の陰でピッチ手前側が見えにくい経験がありました。
バックセンター(上層)のデメリット
- 前方の座席は日ざしが逆光になる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 最寄りの「飛田給駅」から遠い
バックセンター(上層)のメリット
- ピッチ(フィールド)全体が観やすい
- チケット価格が比較的安い
- 雨に降られない
バックスタンド下層(サイド)
バックスタンド下層(サイド)は、バックセンターよりもチケット価格が安い座席です。(※J2リーグ東京ヴェルディの試合はセンターと同じ価格)
スタンド中央寄りの座席であれば、バックセンターとほぼ変わらない見やすさです。
バック下層(サイド)のデメリット
- 昼間は日ざしが逆光となる(暑さ・まぶしさ・日焼け)
- 最寄りの「飛田給駅」から遠い
- 雨に降られる座席がある
バック下層(サイド)のメリット
- ピッチ(フィールド)に近く、臨場感のある試合を楽しめる
- チケット価格が安い
バックスタンド上層(サイド)
バックスタンド上層(サイド)はピッチ(フィールド)がやや遠いものの、試合全体が観やすい座席です。
スタジアムの大規模なスケールを体感することができます。
バック上層(サイド)のデメリット
- ピッチ(フィールド)が遠く臨場感に劣る
- 最寄りの「飛田給駅」から遠い
バック上層(サイド)のメリット
- チケット価格が比較的安い
- 日かげで観戦できる(前方の座席は日があたる場合あり)
- 雨に降られにくい
過去の観戦記
北サイドスタンド下層(ゴール裏)
ゴール裏はピッチ(フィールド)と観客席のあいだに広大なスペースがあるため、逆サイドのプレーが見えにくいです。
試合全体をしっかり観たい場合は、できる限り後ろの方の座席を選ぶのがよいでしょう。
北サイドスタンドは、ほとんどの座席に日があたります。
日かげの座席がよい場合は、メインスタンド(西側)に近い座席にしましょう。
日が沈むにつれて、徐々に日かげが増えていきます。
北ゴール裏(下層)のデメリット
- バックスタンドに近い座席は日があたる
- ピッチ(フィールド)が遠く試合全体が見えにくい
- 初心者にはなじみづらい場合がある(サポーターが多い試合)
北ゴール裏(下層)のメリット
- チケット価格が比較的安い
- ゴール裏サポーターの一体感を楽しめる
北サイドスタンド上層(ゴール裏)
北サイドスタンド上層は、ピッチ(フィールド)全体がよく見えるスタンドです。
上層スタンドは日かげになる面積が多く、昼間でも快適に観戦できる座席が多いです。
北ゴール裏(上層)のデメリット
- ピッチ(フィールド)が遠く臨場感に劣る
北ゴール裏(上層)のメリット
- チケット価格が比較的安い
- 日かげで観戦できる(座席位置によっては日があたる場合あり)
- 雨に降られにくい
プレミアムペアシート
東京ヴェルディのホームゲームでは、メインスタンドに「プレミアムペアシート」が開放されています。
チケット価格は高めですが、スタジアム内で利用できる2,000円分のお食事券が付いてきます。(※2023年時点)
2席ずつ座席が区分されているため、夫婦やカップルが快適に観戦できる座席ですね。
プレミアムペアシートのデメリット
- チケット価格が高め
プレミアムペアシートのメリット
- ピッチ(フィールド)全体が見やすい
- 日かげで観戦できる
- 雨に降られにくい(16列目以降の座席が目安)
- 座席がペアで区分され、小テーブルが付いている
- 最寄りの「飛田給駅」に近い
- 選手入場時に正面から選手を見られる
雨に降られない座席
以下では、実際に雨の日に現地で見た状況や屋根の位置を踏まえて、雨に降られない座席を検討します。
結論、スタンド下層の15列目より前の座席は確実に雨に降られます。
上図は、バックスタンド下層から屋根を見ています。
おおむね14~15列目の真上に屋根の先端があります。
上図は、実際に雨の日に撮影した写真です。
14列目より前の座席は水たまりができていて、15列目も水滴が落ちていることがわかりますね。
上記より、基本的にスタンド下層は16列目以降の座席が雨に降られにくいと言えます。
ただ撮影した日は風が弱かったため、風が強い日や風向きによっては16列目以降の座席も雨に降られる可能性がある点は注意です。
上図のように、上層スタンドの座席は、下層の27列目(目安)より後方にあるため、風が強くない限りは雨に降られる可能性は低いでしょう。
上層スタンドの後方は、ガラスサッシで閉じられているため、後ろから雨が吹きこむ心配もありません。
上図は、メインスタンドの屋根を見ています。
通路の上まで屋根があるイメージが分かると思います。
メインスタンド中央エリアは、通路前に5列分の座席があり、座席表記は5列~10列となっています。
以上より、メインスタンドにおいては、前方のメインSSS席などは確実に雨に降られます。
スタジアムの特徴
- 楕円形の屋根の曲線美
- 5万人収容の大規模なスタジアム
- 駅から近くアクセスの良いスタジアム
- 全席背もたれ付きの2層式スタンド
- 吊り屋根構造のため柱がなく観戦しやすい
屋根が美しい
味の素スタジアムの屋根は外側からケーブルで支持されており、スタジアムの中から見るとすっきりしています。
さらに、上空から見ると楕円形にスタジアムを取り囲んでおり、美しい曲線の屋根となっています。
メインスタンドとバックスタンドはテフロン膜屋根ですが、ゴール裏のサイドスタンドは天然芝への日照を考慮し、日本で初の採用となったポリカボネート製の屋根(太陽光を70%透過)が使用されています。
また屋根とスタンドの間には全周にガラスサッシが設けられています。
これはスタジアムが市街地にあるため、極力騒音を外に逃がさない配慮があります。
サッシの下部は電動で開くシステムとなっており、天然芝への風通しも考慮されています。
座席勾配
座席は全席が背もたれ付きの2層式スタンドです。
下層は29,000人収容で勾配が20度、上層は21,000人収容で勾配が27度。
現地観戦したときは、比較的緩やかな印象がありました。
スタジアムの高さは33m
調布飛行場が隣接し航空制限があるため、建物の高さはグラウンドレベルから最後部(避雷針)まで33mに抑えられています。
その分、1階部分の4mを地下に掘り込んで建設されています。
夕暮れどきの風景
夕暮れどきは、スタジアムの雰囲気がガラッと変わり、素晴らしい風景を生み出します。
夜のライトアップ
ナイターでJリーグの試合開催時は、スタジアムがライトアップして綺麗に輝きます。
FC東京ホームゲーム開催時は、FC東京チームカラーの青赤にライトアップされます。
東京ヴェルディホームゲーム開催時は、東京ヴェルディチームカラーの緑にライトアップされます。
【出典】
- AJINOMOTO STADIUM
- 鹿島建設|実績紹介
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.24(6)(297) 1995-04
- 月刊体育施設:スポーツ施設&マネジメント情報誌.29(13)(371) 2000-11