
本記事では、Jリーグ公認のNFTコレクションを購入できる「Rakuten NFT」というプラットフォームを紹介します。
この記事でわかること
- 「Rakuten NFT」とは何か?
- NFTコレクションを購入するメリットと魅力
- 「Rakuten NFT」の動向
「Rakuten NFT」とは何か?

「Rakuten NFT」とは、ヴィッセル神戸を運営する「楽天株式会社」がリリースしたNFTマーケットプレイスです。
NFTとは?
そもそも「NFT」ってなに?と思うかたもいるでしょう。
「NFT」とは、かんたんに言うと「デジタル上で"世界にひとつだけの本物"であると証明されたコンテンツ」です。
例えば、自分の好きな選手から直筆のサインをもらったら、だれかに自慢したくなりますよね。
でもそのサインが本物であることを、どのように証明しますか?
その場でサインを書いている様子を見た当事者には本物だとわかりますが、その場にいなければ絶対に本物かどうか分からないですよね。
NFTとは、そのような価値のあるものをデジタル上で、だれが見ても本物だとわかるように記録されているイメージです。
Jリーグ公認の「players anthem」
「Rakuten NFT」では「players anthem」というJリーグ公認のNFTコレクションが販売されています。
2022年10月時点では、Jリーグのゴールシーン動画が販売されていて、コレクションを購入すると、自分が唯一その動画をもっている証明がそのコンテンツに記録され、楽天マイページに保管されます。
動画自体はだれでも見られるものの、所有権は自分が持っていることが明らかになるわけですね。
「Rakuten NFT」の特徴

「Rakuten NFT」はクレジットカード決済ができるため、仮想通貨がコワいと思っている方でも日本円で安心して利用できます。
NFTコレクション「players anthem」の魅力
それでは、動画を所有することにどんな魅力があるのか?考えてみましょう。
Jリーグファンとしての深い満足感
動画はだれでも見れるのだから、それを所有する必要はないと考えるひともいますよね。
でも、"自分しか持っていない"という特別感があると、ひとは満足感や優越感が得られると考えます。
実際にわたしもNFTアートを購入したことがありますが、その特別な感覚は所有してから身にしみてわかりましたね。
Jリーグが好きなファンなら、この選手のゴールシーンはサポーターのなかでも自分しか持っていない…と優越感にひたることもできるかもしれません。
サポーター同士の話のきっかけになる
ゴールシーンの動画を所有していることで、自分の価値観を表明できて会話のきっかけになるかもしれません。
「自分は豪快なシュートのゴールシーンが好きなんだ」「自分は巧みなパスワークで崩して決めたゴールシーンが好きなんだ」…など自分の価値観の共有がしやすいですよね。
どんなNFTを持っているのか見ればその人の趣向がわかるので、会話がしやすいと思います。
現地観戦の思い出として残せる
何度もスタジアム観戦しているひとは、劇的なゴールで逆転勝利した試合とか、優勝が決まったときの試合とか記憶に強く残るゴールシーンがあるのではないでしょうか?
でも現地観戦だと動画として記録に残すのはむずかしいですよね。
NFTとして購入すれば、スタジアム観戦で感動したゴールシーンを思い出として保管しておけるのです。
いらなくなったら売却できる
NFTは気軽に売却できるのもポイントですね。
販売価格は自由に設定することができます。
買い手がいるのが前提ではありますが、もしかしたら購入価格よりも高く売れる可能性もありますね。
「Rakuten NFT」の動向
「Rakuten NFT」は2022年2月25日にサービスを開始したばかり、「J.LEAGUE NFT COLLECTION PLAYERS ANTHEM」は4月~5月にかけて第1弾の抽選販売が行われた状況です。
まだサービス開始したばかりで動きが少ないですが、以下のコンテンツを展開していく予定です。(参照:PR Times)
- 「CULTURERISE」:試合の名シーンに独自のアートデザインやエフェクトを加えた「Rakuten NFT」でしか手に入らないコンテンツ
- 「SPECIAL」現代を代表するクリエイターとJリーグがコラボしたアートNFT
現時点ではリリースしたばかりでプラットフォームの動きが少ないこと、そもそも日本人の一般ユーザーにNFTという概念が普及していない理由から、将来どうなるのかまだ読めません。
しかし将来的にNFTが市場に浸透していくのは、ほぼ確実と予想でき、おのずと「Rakuten NFT」も改善しながら普及していく可能性があると考えます。
NFTが一般層へ"当たり前"に普及し、Jリーグと良い相乗効果を生むことをわたしは期待しています。
仮想通貨(イーサリアム)での決済に対応
2022年秋から暗号資産イーサリアム(ETH)での決済に対応することが発表されました。
ブロックチェーン技術により、楽天というプラットフォームから出ても、イーサリアムチェーン上で所有し続けられることになります。
NFTは本来、プラットフォームに依存しない分散性が強みですが…
RakutenNFTがリリースされた直後は、楽天IDを持っていないと決済ができず、楽天IDが失われると保有しているNFTも失われるようになっていました。
それが仮に楽天を退会してIDを失ったとしても、RakutenNFTで購入した作品は他のプラットフォームで所有し続けられる訳ですね。